坪田さんは、幼児教育の現場に出られる体験学習の多さにひかれて、幼教に入学してきました。2020年はコロナ禍のために例年とは異なったカリキュラムになりましたが、オリジナリティあふれたプロジェクトに、楽しみながら一生懸命取り組んでいます。おもちゃを作ったり、子どもの遊びを考えたりすることはもちろん、どういう保育者になりたいか、どういう保育の在り方が好ましいのかという根本的な問いにも自分なりの考えを持ちながら、憧れの保育者を目指して頑張っています。
※教育学部教育学科(初等教育コース/幼児教育コース)は2018年4月に文学部教育・心理学科を改組し開設

01 小さな図工室で学ぶリアルさが魅力

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西村:まずは、なんで幼児教育コースを選んだの?
 
坪田:中学校の時に職場体験で保育園に行って保育士の楽しさに気づいて、保育士になりたいなと思って選びました。
 
西村:なるほど。おうちは福井県ですよね?福井からどうして大谷大学に?
 
坪田:高校の先生に大学の相談をした時に、高校が仏教校だったこともあって大谷を勧めてもらったんです。それでオープンキャンパスに来て、いいなと思って。オープンキャンパスでは冨岡先生と話して、ピアノのことを聞いたり、オペレッタも見ました。
西村:入学してから、思ってたのと違うってことはありましたか?
 
坪田:あんまりないです。わりとイメージ通りでした。
 
西村:安心しました。オープンキャンパスで教員と話をしてくれる人は、入学してからもあんまりズレなく思ってくれるみたいですね。ウチに入学してくる学生はみんな保育者を目指してるけど、そうでないと辛くなるかもしれない。意外と勉強が大変だし、実習はものすごく大変なので(笑)。実習中は髪の毛も黒にしてもらうし、化粧もNGだし、自分の力不足で泣きながらってことも。そうやって必死に頑張ってもらう時が5回もあるので、やっぱり「保育者になりたい」っていう思いがないと大変ですね。だからオープンキャンパスでは、できるだけしっかりお話させていただきたいなと思っています。他大学のオープンキャンパスにも行かれました?
 
坪田:はい。地元の幼児教育系の大学にも行ったんですけど、大谷大学では1年生のときから子どもと触れ合える機会が多いって聞いたので、こちらを選びました。今はコロナで行けてないですけど。あとは、図工室とかが小学校のものに似てて、リアルな感じがして。こういうところで学んでいたら、より現場に行った時にいいかなって思って惹かれました。
 
西村:小さい子たちが使うような感じの図工室があったりするもんね。実践的な学びができるってことですね。それが魅力的で入って来てる学生はかなり多いですよ。入試の方式は?
坪田:指定校制推薦です。
 
西村:推薦を得るにあたって、どんな準備をしましたか?
 
坪田:高校2年生の頃から進路を考えるようになって、指定校でいきたいなと思ったので、定期テストを頑張るようになりました。
 
西村:おうちの方はどんな感じだった?
 
坪田:最初の頃は家を出るのは不安だって言ってたんですけど、自分が行きたいって言ってたら応援してくれるようになりました。

PROFILEプロフィール

  • 西村 美紀

    教育学部教育学科 准教授



    1996年神戸女学院大学家政学部児童学科卒業。2002年9月奈良女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻(教育学)博士後期課程満期退学。2004年5月英国ケンブリッジ大学大学院教育学研究方法論コース修士課程修了。奈良女子大学文学部人間行動科学科助手、種智院大学非常勤講師、種智院大学特任講師、大阪経済法科大学非常勤講師、東大阪大学非常勤講師、奈良女子大学非常勤講師を経て、2008年大谷大学短期大学部幼児教育保育科講師着任。2018年大谷大学教育学部教育学科 准教授。
    子どもが自分たちで、問いや目的を持ち、探究していくプロジェクト保育について研究している。プロジェクト保育では、保育者は、一定の見通しを持ちつつ、子どもたちの課題意識ややってみたい気持ちを大切に、子どもの気づきや思いつきを拾いながら、他の子どもたちと共有・交流・議論するプロセスを援助することで、活動の展開を支えていく。このような活動は4歳児や5歳児を中心として実践されているが、実は乳児期特に1歳後半から2歳児において、子ども同士でイメージの共有がいかに楽しめるようになっているかが大切になると考えている。子ども同士でのイメージ・考えの共有を援助する保育者の関わりについて関心を持っている。



  • 中学校の時に職場体験で保育士の楽しさに気づき、保育士になろうと思った。幼児教育の現場に出られる体験学習の多さにひかれ、大谷大学を受検。
    オリジナリティあふれたプロジェクトに、楽しみながら一生懸命取り組んでいる。おもちゃを作ったり、子どもの遊びを考えたりすることはもちろん、どういう保育者になりたいか、どういう保育の在り方が好ましいのかという根本的な問いにも自分なりの考えを持ちながら、憧れの保育者を目指して頑張っている。