Faculty of International Studies
国際学部
Department of Intercultural Studies 国際文化学科
グローカルな視点で世界を読み解き、
多文化社会をともに生きる力を伸ばす。
グローバルな世界とローカルな地域社会を結びつける「グローカル」な視点に立ち、異文化という鏡で自文化を見直しながら、多様な文化の豊かさを人生の豊かさにつなげる方法を探究します。英米、西欧、東アジアの文化や社会を深く理解し、欧米とアジアから日本を、日本からアジアと欧米を見る複眼的学びを通して、幅広い視野と柔軟な思考力を培い、国際コミュニケーション力を養います。
Features 多彩なプログラムへ自由に参加可能!
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国際都市・京都をフィールドとした「京都国際プログラム」
POINT01
国際色豊かな京都の街でアクティブな学びを展開する「京都国際プログラム」では、観光客への英語や中国語のインタビュー調査、京の伝統文化のプロジェクト型学習(PBL)、留学生との交流や、在日コリアンの歴史に学ぶフィールドワークなどを通じて、実践的な言語運用能力と多文化共生力を養います。
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国際文化の学びを活かす「キャリアデザインプログラム」
POINT02
「グローカル・キャリア論」「グローカル・キャリア演習」では、日本航空株式会社(JAL)の講師からグローバル時代の仕事と課題について学べます。他にも、キャリアセンターと連携して国際的な仕事の現場を巡る「1 Day オフィス訪問」プログラム、英語で日本文化を伝える交流プロジェクトなどを通じて国際的なキャリアデザインを支援します。
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充実したサポートによる「語学学習プログラム」
POINT03
ベルリッツ・ジャパン株式会社との提携によるネイティヴ講師の「英語」と、「初修外国語」(韓国・朝鮮語/中国語/フランス語/ドイツ語)を学べます。英語を学び直せる再入門クラスも開設。また、英検など語学検定試験の結果に応じた単位認定制度、検定試験料の補助など、全学で語学の支援体制が整っています。
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世界で学べる! 「海外留学・海外研修プログラム」
POINT04
多彩なプログラムから選べる国際学部の「実践文化演習」には、短期型の海外語学・文化研修(2週間~1ヶ月間)が用意されています。また、半年から1年間の長期留学では、学術交流協定校のほか、自分で選んだ海外の大学にも留学が可能。全学の支援策である給付型の留学助成金制度で留学希望者をサポートします。
国際文化学科で出会う問い
こんなテーマの問いを追求できます!
こんな人に学んでほしい
- 欧米やアジアの文化を深く理解したい人
- 異文化を学ぶことで自文化を理解したい人
- 語学力を高め、国際的に活躍したい人
コース紹介
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英語コミュニケーションコース
世界各地の文化・社会を英語で学び、グローカルな思考力を養います。英語集中プログラム、留学生とのプロジェクトや京都をフィールドとする実践型の学びを必修とし、約1ヶ月の海外英語研修*にも参加。キャリア教育との連携により、国際的な視野で社会貢献できる人物を育成します。 *研修費は別途必要です。
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欧米文化コース
英米やフランス、ドイツに関する文献・資料の精読と分析を通して、グローバル化の本質を理解するとともに、国際コミュニケーション力の基盤となる論理的思考力と表現力を鍛えます。インターネットを活用した外国語での情報の収集、分析、発信などにも取り組みます。
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アジア文化コース
中国文化と韓国・朝鮮文化は単に中国と朝鮮半島にとどまるものではありません。華人社会やコリアンタウンは日本を含む世界中に広がっており、ダイナミックな人の移動によっても文化は変容しています。アジアに学ぶことで、躍動する現代社会を生きていくうえで必要な視野を獲得します。
京都国際プログラム/各プロジェクト紹介
京都文化プロジェクト
京都の神社仏閣や日本文化を英語で紹介し、英語で学外調査を行う「English Workshop 2」や、西陣織を使ってアメリカ留学生とのワークショップを行う「English Workshop & Camp」など、京都の伝統文化にかかわるPBLを通して外国語運用能力を伸ばすとともに、日本の文化を問い直します。
トモダチ・プロジェクト
トモダチ・プロジェクトとは、本学の学生と「CIEE Kyoto」の短期留学生であるアメリカの学生がグループをつくり、日本での生活の相談をうけたり、異文化交流などを行うバディ制度です。一緒にコーヒーを飲みに行ったり、京都を観光したりと、キャンパス内外での交流を通して異文化理解を深めます。
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観光プロジェクト
「English Workshop 4」では、京都駅や嵐山、金閣寺などに出向き、観光に関わるニーズや日本文化について外国人観光客に英語でインタビューを実施。その調査結果を学内で発表することでフィードバックを行います。学外実習を通して、異文化コミュニケーションについて学び、多文化共生社会を実現するための課題発見力を身につけます。
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多文化共生プロジェクト
韓国・朝鮮文化ゼミでは、喜多恵美子教授、鄭祐宗准教授の指導の下、年間を通して、ウトロ平和祈念館、京都コリアン生活センターエルファ、大阪コリアタウン歴史資料館、国立民族学博物館など関西一円の機関を訪問し、在日コリアンの生活と歴史について能動的な学びを実践しています。
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スピーチ・プロジェクト
中国分野では、「中国語会話(上級)」の授業を履修する学生を中心に、李青教授指導の下、京都府日本中国友好協会が主催する「全日本中国語スピーチコンテスト 京都府大会」に参加し、毎年入賞しています。就職に役立つ、質の高い語学力を身につけます。
カリキュラム
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1年次
世界の多様性を知り、幅広い視野を手に入れる
第1学年では、「国際文化概論」「国際言語概論」と「国際文化演習Ⅰ」を中心に、国際文化研究の基礎を学びます。アジアと欧米の各地域文化のアウトラインを理解し、世界の多様性を知ることで幅広い観点から文化を考察できるようになります。また、世界の文化に関する資料を検索し、情報を整理し、他者に伝える基本的なスキルを身につけます。 -
2年次
アクティブな学びで異文化を理解する
3つのコースに分かれます。英語コミュニケーションコースでは、独自プログラムで英語力を鍛え、フィールドワークなどで自文化・異文化理解を進めます。欧米文化コースでは英米、フランスとドイツを、アジア文化コースでは中国と韓国・朝鮮を対象とし、グループでの調査や調理実習などの学びを通じて文化研究の手法を修得します。 -
3年次
自身の専門性を高め、研究を掘り下げる
第3学年からはゼミに所属し、それぞれの地域文化について学びます。英語コミュニケーションコースでは、英語圏の言語文化や社会についての研究を軸に、京都をフィールドに英語でのキャリアを考えます。欧米文化コースとアジア文化コースでは、各地域の固有の文化を掘り下げ、ディスカッションなどを通して研究の成果を互いに検証します。 -
4年次
卒業研究に取り組み多文化社会を生きる力に
一人ひとりの関心や問題意識をもとに研究テーマを決定。学生どうしで議論を重ね、さまざまな角度から課題の解決方法を探りながら、卒業研究に取り組みます。卒業研究の制作を通して、幅広い視野と論理的かつ柔軟な思考に基づく“伝える力”が身につきます。これは、今後の多文化社会を生きる力となるでしょう。
授業ピックアップ
グローカル・キャリア論/グローカル・キャリア演習
航空業界のスペシャリストから、「世界の今」を学ぶ
「グローカル・キャリア論」では、航空業界のスペシャリスト日本航空株式会社(JAL)による講義を通して、ホスピタリティ、マーケティング、ダイバーシティという観点から「世界の今」の基礎を学び、「グローカル・キャリア演習」ではそれを発展させます。現場の経験をふまえた「グローバル」な知識を活かして身近な他者について考えることは、「ローカル」で生きる方法だけでなく、キャリア形成にも役立ちます。
インテンシブ英会話(中級)
国際的なコミュニケーションスキルに自信をつける
国際学部では、応用言語学の専門力とベルリッツ・ジャパン株式会社の実践力が結集した英語カリキュラムを展開。その一つである「インテンシブ英会話(中級)」は、週4回英語ネイティヴ教員が担当し、ディスカッションやプレゼンテーション力を鍛える授業、ホームステイ中に使う実践的な英語を学ぶ授業から構成されています。協働学習を通じて論理的思考力、傾聴力、議論する力を養い、留学や仕事に使える実践的コミュニケーション力を身につけます。
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実践文化演習i(韓国語学研修)
【韓国・慶煕大学校で語学・文化研修を行う】
事前研修では、韓国の社会や文化、歴史について学び、海外生活での注意点も確認します。約1ヵ月にわたる現地での研修では、それぞれの語学レベルに応じた授業を受け、帰国後に全体を振り返り、今後の学習にどうつなげるかを考えます。 -
表現文化演習Ⅱ
【世界のダンスを体験し文化理解を深める】
座学とは異なった視点から国際的な文化理解を深めます。アメリカの黒人文化から発展したポップ・ダンス、世界的に人気な韓国のダンスを用いて、グループでダンスを構成し発表。その後、そのダンスのバックグラウンドや社会的影響を分析します。 -
国際言語概論
【多言語対応力を伸ばし、異なる言語への興味関心を育てる】
第1学年後期の必修科目で、6名の教員と株式会社JTBのゲスト講師によるリレー講義です。英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国・朝鮮語という5つの言語の概要と基礎知識を学び、多言語状況への対応力を高めます。学期末には第2学年以降のコース選択に関するガイダンスと学習相談も行う重要な科目です。