プロジェクト研究入門

京都市北区役所、学区社会福祉協議会、高齢者福祉事業所、保育園、障害者福祉事業所、商店街、地域企業などの団体や機関、事業所との連携ならびに協力により、シラバスの授業テーマに記載しているインタビュー調査を実施します。
インタビュー調査では実際に現場におもむき、大学周辺で働く人々や、近隣地域で生活する人々にグループ単位でインタビューを実施し、その結果をインタビューレポートとして、小冊子にまとめます。

コミュニティ形成論

「地域コミュニティの形成における現代的課題の解明」をテーマに、主に具体的な地域での事例を通じて、コミュニティ形成の特徴と変容プロセスについての理解を深めることを目標とします。特に講義の前半部分ではコミュニティの形成過程に着目し、現代社会における課題を検討します。講義の後半部分では、コミュニティにおける場所の役割や住民参加の方策など、課題解決に向けた実践と政策に関する考察を深めます。

情報メディア概論

現代社会の諸問題を取り扱う上で、コンピュータ・ネットワークを中心とする情報技術の活用は不可欠です。コンピュータとは何をする装置なのか、という点からスタートし、現場でコンピュータを効果的に活用するための基礎となる考え方を理解・習得します。さらに、社会情報学の諸分野の中で、メディア社会に関わる諸問題を考察します。第一の柱となるのは、メディアの歴史と現状そして未来像、第二の柱は、人工現実感(artificial reality)が現代社会においていかに機能しているかという視点です。シミュレーション・システム、ゲーム、危機管理システムなどを例にして概観したうえで、社会情報学におけるその応用例を考察します。 

相談援助の基盤と専門職

前期では、テキストや具体的実践事例を通して、ソーシャルワークの意義や定義と成立過程を学びながら、ソーシャルワークの価値・理念・倫理・基本概念の理解を深めます。
後期では、テキストを通して、ソーシャルワークの共通基盤や様々なアプローチ等各理論を学び、ソーシャルワークの展開過程の理解を深めます。また、事例や時事問題を取り上げ、具体的な社会・生活問題の解決について検討し、理論と実践の相互関係の理解を深めます。

地域福祉論

前期では、社会福祉における今日的な課題として重要な位置を占める地域福祉について、その対象となる地域生活問題の変遷と、それに対応する制度や政策、理論の変遷などを通じ、地域福祉の意義・役割について理解することを目標とします。
後期では、社会福祉における援助活動の展開過程を重視し、人権尊重、権利擁護、自立支援等の観点を踏まえた社会福祉サービスと援助活動の関係、特に地域援助技術(コミュニティーワーク)の基礎理論と具体的援助の実践課程について理解を深めます。