大学概要

学長メッセージ

大谷大学 第29代学長 / 一楽 真(Ichiraku, Makoto)

大谷大学は、仏教精神を基盤としています。人間の苦悩を見つめ、誰もが輝いて生きる道を明らかにした釈尊と、その教えが一人ひとりの上に実を結ぶことを身をもって示した親鸞を中心として、自分の生き方を尋ねていく大学です。様々な問題が次々に起こってくる社会の中にあって、本当に大事なことは何なのかをはっきりと見定め、確かな歩みを進めていく人を生み出すことを願いとしています。いわば、現実を見つめ、未来を見通す目と、困難な状況にあってもたくましく歩むことができる足を養う大学です。この精神を言葉に表したのが「Be Real-寄りそう知性-」です。

人間はたくさんの関係の中を生きています。関係に支えられて力が湧くこともあり、関係の中で傷つくこともあります。自分らしさも他者との関係の中で明確になります。お互いが相手を敬うことは何によって成り立つでしょうか。憎しみや怨みを超える道はどこにあるのでしょうか。それを共に尋ね、共に考えていく場として大谷大学はあります。私たちに先立って、道を求めて生きた先人の言葉に聞きながら、行く先を見定めたいと思います。

略歴

1980年3月 大谷大学文学部真宗学科卒業
1982年3月 大谷大学大学院文学研究科修士課程(真宗学専攻)修了
1985年3月 大谷大学大学院文学研究科博士後期課程(真宗学専攻)満期退学
1985年4月 大谷大学文学部特別研修員
1989年4月 大谷大学短期大学部助手
1994年4月 大谷大学短期大学部講師
2000年4月 大谷大学短期大学部助教授
2001年4月 大谷大学文学部助教授(2007年4月 職制変更により大谷大学准教授)
2004年4月 大谷大学学生部長(~2007年3月)
2009年4月 大谷大学文学部教授
2012年4月 大谷大学短期大学部教授
2013年4月 大谷大学文学部教授(現在に至る)
2018年4月 大谷大学仏教教育センター長
2022年4月 大谷大学学長就任