文学部 哲学科
主要科目の特長
哲学概論1・2
西洋哲学がなにを問題にし、西洋の哲学者たちがどのような枠組みのなかで考えてきたかを、西洋哲学を生み出した古代ギリシアから第二次世界大戦後の現代にいたる西洋の哲学史の流れのなかで考えます。
倫理学概論1・2
「よい・わるい」という言葉には「天気が悪い」や「よい音色」などさまざまな意味がありますが、私たちはこの言葉を倫理的な意味でも繰り返し使います。たとえば「そんな悪いことをしてはダメだ」「彼女は善人だね」というように。こんなふうに言う時、私たちはいったい何を基準に倫理的な「善悪」を判断しているのでしょう。倫理学概論ではこの疑問からはじめて、「倫理」に関わる問題をさまざまな角度で考えていきます。
宗教学概論1・2
「神は信仰者の心の中だけでなく、実際に存在しているのか」、「どのようにして世界は始まったのか」、「この世に神がいるなら、なぜ悪があり続けるのか」。西洋の哲学者たちは神と宗教をめぐるこれらの問題に取り組んできました。実際に哲学者たちが書いた文章を読みながらこれらの問題を考えていきます。
また、宗教のさまざまな現象(祈り、呪術と科学、儀礼など)の姿を客観的に書き記すことからはじまる宗教研究の方法も学びます。
また、宗教のさまざまな現象(祈り、呪術と科学、儀礼など)の姿を客観的に書き記すことからはじまる宗教研究の方法も学びます。
心理学入門
心理学の歴史的系譜を概観し、今日の心理学研究に対する理解を深めます。 さらに心理学各分野の特性を知ることで、心理学的に考える方法の基礎を学びます。
日本哲学
近代日本の哲学者が哲学の問題にどのようにアプローチしたのかを確認し、日本の哲学がもつ可能性を明らかにします。具体的には、実在、人間、自己、生と死といった問題を、清沢満之、西田幾多郎、田辺元、三木清、九鬼周造、和辻哲郎、鈴木大拙、西谷啓治といった哲学者(宗教哲学者)の思索を通じて考察します。
古典ギリシャ語入門1・2
ソクラテスも用いた古典ギリシャ語の初歩(文字の読み書きから短文読解まで)を学びます。あわせて、西洋文化や西洋哲学を理解するための教養として、ギリシャ神話等を題材にした西洋絵画を鑑賞し、語源の知識(ギリシャ語が語源の身近な言葉や学術用語)を学び、新約聖書やギリシャ哲学の名言を原語で読みます。美と芸術(詩や劇などの音楽・文芸、絵画など)に関する古代の文献も講読します。
公共哲学
人間は社会的動物だと言われるように、私たちはただ一人で生きているのではなく「社会」という他人と共通の公共空間の中で生きています。自分とは違う価値観をもつ人々と、それでも共に生きていこうとするならば、そこではどのような理念やルールが必要になるのでしょうか。「自由」「平等」「安全」「友愛」といったさまざまな社会理念は、そこでどのような位置を与えられるのでしょうか。公共哲学では、歴史的な視点も含めつつこのような人間社会のあり方について学び、あるべき社会という問題を哲学的に考えます。
生命倫理
生命倫理が扱う諸問題、具体的には脳死臓器移植・人工妊娠中絶・医療資源の公正配分・安楽死・遺伝子治療・インフォームドコンセント・健康/病気概念などをめぐって、私たちはいかに行為をすべきであるかを考えます。医療という、誰もが当事者になりうるテーマに関して「自らの問題」として主体的に考えられる力が身につきます。
死生学
一般に死生学に期待されているのは、どのように死を迎えるべきか、死にゆく人に対していかに接するべきか、遺族にどう接するべきかという問いに対する解決ですが、そうした問いを深く考えるために、哲学者たちが死をめぐる問いとどのように格闘してきたのかを検討していきます。
人間関係学
人間関係の発達について精神分析、対象関係論、分析心理学などの視点から理解を深めます。さらに人とのかかわりにおいて困難を抱える精神的な失調について学び、そこから明らかになるこころのありようについて考えていきます。















