学術研究

真宗総合研究所概要

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東京分室

研究所のプロジェクト

 本研究所で推進する研究には「指定研究」と「一般研究」があります.

指定研究

 指定研究は研究所として行う総合研究で、2022年度は「Eラーニングを活用した「仏教・真宗」教育活動の展開 」「国際仏教研究」「西蔵文献研究」「清沢満之研究」「大谷大学所蔵仏教写本研究」「東京分室指定研究」の6つの研究班があります。それぞれ研究課題を設定して、相互に連携しながら研究を進めています。なかでも、本学として最も重要な研究課題は特定研究とし、学長がその研究の代表者となります。2022年度は「Eラーニングを活用した「仏教・真宗」教育活動の展開 」を特定研究として位置付けています。

一般研究

 一般研究には、学内公募によって採択された研究テーマに即し、1年間の研究期間を原則として本学の研究費により研究を進める「個人研究」「共同研究」と、科学研究費助成事業の採択をうけて推進する研究があります。

研究員

 本研究所は専任研究員はおかず、各学科で研究・教育に携わる教員が兼任で研究員を務めています。これは、研究員を固定化することなく、さまざまな教員が参加した共同研究プロジェクトの研究成果を、ひろく各学科の教育にフィードバックすることを期待するためです。
また、国内外からの多様な研究者の参加を可能にするための客員研究員制度や嘱託研究員制度、本学大学院博士後期課程の大学院生などが研究補助を務めながら自らの研究にも役立てることができる研究補助員制度も設けています。

海外の研究機関との学術交流

  指定研究の国際仏教研究班、西蔵文献研究班を中心に、海外の研究機関との共同プロジェクトの実施や共同学会、公開講演会の開催に積極的に取り組んでいます。現在は、カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)との協定に基づく共同プロジェクト、モンゴル国立大学(モンゴル)等との共同研究、中国社会科学院古代史研究所(中国)との協定に基づく学術交流、ベトナム社会科学アカデミー宗教研究院(ベトナム)との協定に基づく共同プロジェクトが推進されています。
国際的な学術交流を推進するため、国内外の多様な研究者を招聘できる客員研究員制度や嘱託研究員制度を生かして研究交流をはかっています。

研究成果の公開

各研究プロジェクトの研究成果は、『真宗総合研究所研究紀要』や『研究所報』、研究叢書などの真宗総合研究所の出版物として公開しています。より広く世間に問うため、学外の一般出版社による出版、大谷大学学術リポジトリによる公開を推進しています。また、シンポジウムや公開講演会などによる研究成果の公開にも積極的に取り組んでいます。このほか、本学所蔵チベット文献の目録等のオンライン化など、研究成果の特性に応じて、直接インターネット上にも公開しています。

特別研究員

 本学が使命とする分野(主として仏教研究に関連する諸分野)の研究者を育成するために設けられている制度です。本学以外の教育研究機関の在籍(出身)者で、本学に研究基盤のあるテーマを専攻し、日本学術振興会の特別研究員、もしくは博士論文提出有資格者として、研究活動・論文執筆にあたる者を対象としています。