Faculty of Letters
文学部
Department of Literature 文学科
文学研究と表現実践を通して、
社会にも自分にも役立つ教養と見識を習得。
言語による表現文化の精華である文学の研究を通して、社会に貢献できる教養と見識を身につけ、社会と自律的にかかわることのできる人物を育成します。日本と中国を中心とする文学作品を扱い、読解と分析に必要な理論や技術を修得します。人間にとっての文学の意義と醍醐味を追究し、研究の成果を論文化・作品化する表現技能も養います。
NEWS
NEWS 一覧へFeatures 学科の特長
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前身は東本願寺の学寮、だから古典文学に強い
POINT01
東本願寺の学寮が前身の大谷大学では、仏教関連の文献などをおもな研究対象としてきました。普遍的な価値というものはいつの時代でも変わることはありません。文学科では、古典的伝統を重んじるとともに「本物志向」を貫き、古典文学の研究に力を入れています。
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社会に出てから役立つ執筆技法も学べる
POINT02
担当の指導教員のもと卒業研究を完成させます。論文などの表現方法を理解し、それに伴う執筆技法を修得します。独自のフィールドワークに取り組んだり、ゼミ生どうしでディスカッションしたりすることを通して一つの研究成果を仕上げる過程は、大学生活の集大成となります。この経験は卒業後、仕事の現場で企画・立案をする際にも生かせます。
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多くの文学作品にふれ人生を学び、考え、豊かにする
POINT03
各研究分野の専門家である指導教員のもとで、一人ひとりが主体的に設定したテーマを探究するために、情報収集(文献、フィールドワーク、統計資料など)の方法を検討し、掘り下げて実行していきます。またプレゼンテーションを通して、説得力をもって自分の考えを伝える力を身につけます。
文学科で出会う問い
こんなテーマの問いを追求できます!
こんな人に学んでほしい
- 作品の一言一句を深く理解したい人
- 漢文や古典文学に興味がある人
- 文学作品を創ることに関心がある人
コース紹介
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日本文学コース
古典文学を中心として、日本の言語と文学、およびその形成に影響を与えた中国の言語と文学について研究します。作品を構成することばの細部まで厳密に解釈・分析し、登場人物の言動や心情と作者の思想との関係を探索しつつ、作品世界の核心に迫ります。
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現代文芸コース
近現代文学を中心に多様な作品にふれることによって自らの知性と感性のレベルアップを図るとともに、それらを活用して言語によるさまざまな表現を実践する力を養成します。文学からの摂取と文学創出の体験を通して、広い視野と深い知見をもった豊かな人間性を培います。
カリキュラム
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1年次
文学の基礎を培い、学びの幅を広げる
高校と大学では勉強方法が異なります。そのため「文学科演習Ⅰ」では資料の探し方、辞典の引き方、レポートの書き方など大学の学びの基礎となる技術を、「概論」では文学科の柱となる知識や教養を修得します。多様な文学にふれる「文学鑑賞」、創作を練習する「文藝塾」、国語科教員志望者のための「漢文訓読演習」「書道」なども設けられています。 -
2年次
2コースに分かれ、専門的な学びに取り組む
第2学年からは2つのコースに分かれます。日本文学コースでは日本の古典文学・中国文学・日本語・中国語を中心に研究を行い、現代文芸コースでは日本の近現代文学を主な対象とし、研究とともに芸術的な言語表現にも取り組みます。どちらのコースでも「文学科演習Ⅱ」で理論と実践の両面から専門的な学びへの道筋をはぐくみます。 -
3年次
自身の専門分野を確定、より高度な研究を行う
第3学年では自身の専門分野を確定させます。「文学科演習Ⅲ」によってこれまでに修得した研究方法を作家や作品に適用し、専門的考察を深めつつ展開させる訓練を行います。より高度な専門性を培う科目も履修が可能となるため、卒業後に大学院進学などをめざす学生も、集中してじっくり自分の研究に取り組むことができます。 -
4年次
これまでの学びに真摯に 向きあう卒業研究
第4学年は卒業研究への取り組みを通して特別な充実感を味わうことのできる1年です。この充実感は、3年間の学びと「文学科演習Ⅳ」での真摯な研究のうえに成り立つもの。学びの集大成である卒業論文や卒業制作は、一朝一夕には完成させることができないからこそ、やり遂げたときの達成感は人生の宝として深くこころに刻まれるはずです。

授業ピックアップ
仏教文学特殊講義2
京都の説話・伝説をさぐる

説話や伝説がなぜできたのか、どうして変化していったのか、現代から過去に遡って考えていきます。高尚な文芸としてではなく、社会との関係で変化していく身近なものとして、古典を分析していきます。
学生Voice
説話のルーツを知るおもしろさがある
- 文学部 文学科 第4学年 安井 陸人さん