Features 学科の特長

  • 「京都」で学ぶ書物の世界。
    約88万冊以上の蔵書が学びをバックアップ

    POINT01

    京都には文学作品や作家にまつわる場所がたくさん存在します。京都市内にキャンパスを構え、かつ駅近な大谷大学は、いつでも探訪へ飛び出せる立地。たとえば、紫式部のお墓は大学から徒歩10分の場所に!また約88万冊以上の蔵書数を誇る図書館では、古典籍から現代小説まで貴重な資料にふれることができ、学生の学びをバックアップします。

  • 幽霊・妖怪・猫娘?
    身近なトピックスが学問に

    POINT02

    「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクター「猫娘」。江戸時代の文学にも猫の妖怪が登場します。それらがどのように語り継がれて現代に至るのか起源を探すなど、身近なトピックスを文学作品を通して探究できます。上代~近代まで幅広い時代を専門とする教員が在籍するため、自分の興味関心にあったテーマを研究することができます。

  • ことばは即戦力!
    社会に出てから役立つ執筆技法も学べる

    POINT03

    論文・小説・エッセイ・詩などの表現方法を理解し、それに伴う執筆技法を修得して、担当の指導教員のもと卒業研究を完成させます。独自のフィールドワークに取り組んだり、ゼミ生同士でディスカッションしたりすることを通して一つの研究成果を仕上げる過程は、大学生活の集大成となります。この経験は卒業後、仕事の現場で企画・立案をする際にも生かせます。

文学科で出会う問い

こんなテーマの問いを追求できます!

おもしろい小説って何?
文学のなかの妖怪って?

コース紹介

  • 言語文化コース【2025年度以降入学生適用】※

    古典文学を中心として、日本の言語と文学、およびその形成に影響を与えた中国の言語と文学について研究します。作品を構成することばの細部まで厳密に解釈・分析し、登場人物の言動や心情と作者の思想との関係を探索しつつ、作品世界の核心に迫ります。

    ※ 旧 日本文学コース【2024年度以前入学生適用】

  • 現代文芸コース

    近現代文学を中心に多様な作品にふれることによって、自分の知性と感性のレベルアップを図るとともに、それらを活用して言語によるさまざまな表現を実践する力を養成します。文学からの摂取と文学創出の体験を通して、広い視野と深い知見をもった豊かな人間性を培います。

学生の声

大好きな国語を学び 国語科教員になるために 自分を磨いていく。

文学部文学科 釡谷 愛結実(大阪府出身)

夏目漱石をはじめとした近現代文学が好きで、文学科に進学を考えていました。オープンキャンパスを訪れて先生のお話を聞き、大谷大学の雰囲気が自分にあっていると感じて入学。 授業では「文学科演習」で学んだくずし字が楽しく、回数を重ねていくうちに文字が読み取れるようになり、文章を理解できるようになることに興味を惹かれました。 国語の教員になることが将来の夢。そのためにさまざまなことに挑戦し、知識や経験を身につけていきたいと思います。一人ひとりの生徒を個人として向き合い、生徒それぞれが発言する場を持てる授業ができることが、自分にとっての理想の教師像。これからもどのようにしたら良い教員になれるのかを問い続けながら、成長していきたいです。

カリキュラム

  • 1年次

    文学の基礎を培い、学びの幅を広げる

    高校と大学では勉強方法が異なります。そのため「文学科演習Ⅰ」では資料の探し方、辞典の引き方、レポートの書き方など大学の学びの基礎となる技術を、「概論」では文学科の柱となる知識や教養を修得します。多様な文学にふれる「文学鑑賞」、創作を練習する「文藝塾」、国語科教員志望者のための「漢文訓読演習」「書道」なども設けられています。

  • 2年次

    2コースに分かれ、専門的な学びに取り組む

    第2学年からは2つのコースに分かれます。日本文学コースでは日本の古典文学・中国文学・日本語・中国語を中心に研究を行い、現代文芸コースでは日本の近現代文学を主な対象とし、研究とともに芸術的な言語表現にも取り組みます。どちらのコースでも「文学科演習Ⅱ」で理論と実践の両面から専門的な学びへの道筋をはぐくみます。

  • 3年次

    自身の専門分野を確定、より高度な研究を行う

    第3学年では自身の専門分野を確定させます。「文学科演習Ⅲ」によってこれまでに修得した研究方法を作家や作品に適用し、専門的考察を深めつつ展開させる訓練を行います。より高度な専門性を培う科目も履修が可能となるため、卒業後に大学院進学などをめざす学生も、集中してじっくり自分の研究に取り組むことができます。

  • 4年次

    これまでの学びに真摯に 向きあう卒業研究

    第4学年は卒業研究への取り組みを通して特別な充実感を味わうことのできる1年です。この充実感は、3年間の学びと「文学科演習Ⅳ」での真摯な研究のうえに成り立つもの。学びの集大成である卒業論文や卒業制作は、一朝一夕には完成させることができないからこそ、やり遂げたときの達成感は人生の宝として深くこころに刻まれるはずです。

授業ピックアップ

仏教文学特殊講義2

京都の説話・伝説をさぐる

『泣不動縁起絵巻』/大本山清浄華院所蔵
『泣不動縁起絵巻』/大本山清浄華院所蔵

説話や伝説がなぜできたのか、どうして変化していったのか、現代から過去に遡って考えていきます。社会の中で変化していく身近なものとして、古典を分析していきます。

学生Voice

伝説のスポットを現代から遡りひも解く
由来や「いわれ」など過去から伝えられてきた話を通して、その土地の新しい魅力を発見できます。歴史的にも文学的にも興味が尽きない京都へ、実際に足を運んでみたくなるはずです。
  • 文学部 文学科 第4学年 吉田 郁未さん

文藝塾講義 2

文芸作品を創作する際の技法や理論を学び、執筆のノウハウを修得

文藝塾講義 2
文藝塾講義 2

小説を中心とした文芸作品を創作する際の技法や理論を学び、実際に用いることで、より良い作品を作ることをめざします。現役作家をゲスト講師として招き、直接アドバイスを受ける機会もあります。どのような工夫があれば優れた文学作品が成立するのか、そのノウハウを学びます。