Features 学科の特長

  • 有名作家や編集者から直接学べるチャンスが多数

    POINT01

    講義と実践演習がセットになった「文藝塾」は、小説をはじめ、詩、評論文、エッセイなどを書く力を養成するための“道場”です。作品を世の中に問う小説家や詩人をはじめ、現場の第一線で活躍している新聞記者や編集者などによる講義やセミナーを実施。「書くこと」に常に向きあっているプロフェッショナルの素顔を間近で感じることができます。

  • 前身は学寮。だから古典文学に強い

    POINT02

    東本願寺の学寮が前身の大谷大学では、仏教関連の文献などをおもに研究対象としてきました。古典の世界には、現代社会ではなかなかふれる機会がありませんが、普遍的な価値というものはいつの時代でも変わることはありません。文学科では、古典的伝統を重んじるとともに「本物志向」を貫き、古典文学の研究に力を入れています。

  • 多くの文学作品を通じて、人生を学び、考え、豊かにする

    POINT03

    各研究分野の専門家である指導教員のもとで、学生一人ひとりが主体的に設定したテーマを探究するために、どのような情報収集(文献、フィールドワーク、統計資料など)が可能かを、より掘り下げて検討し実行していきます。また、第3学年ではプレゼンテーションの機会が増えるため、公の場で説得力をもって自分の意見を伝える技能を身につけることができます。

  • 社会に出てから役立つ執筆技法も学べる

    POINT04

    担当の指導教員のもと卒業研究を完成させます。卒業論文などの表現方法を理解し、それに伴う執筆技法を修得します。独自のフィールドワークに取り組んだり、ゼミ生どうしでディスカッションしたりすることを通して一つの研究成果を仕あげる過程は、大学生活の集大成となります。この経験は卒業後、仕事の現場で企画・立案をする際にも生かせます。

文学科で出会う問い

こんなテーマの問いを追求できます!

おもしろい小説って何?
文学のなかの妖怪って?

コース紹介

  • 日本文学コース

    古典文学を中心として、日本の言語と文学、およびその形成に影響を与えた中国の言語と文学について研究します。作品を構成することばの細部まで厳密に解釈・分析し、登場人物の言動や心情と作者の思想との関係を探索しつつ、作品世界の核心に迫ります。

  • 現代文芸コース

    近現代文学を中心に多様な作品にふれることによって自らの知性と感性のレベルアップを図るとともに、それらを活用して言語によるさまざまな表現を実践する力を養成します。文学からの摂取と文学創出の体験を通して、広い視野と深い知見をもった豊かな人間性を培います。

カリキュラム

  • 1年次

    文学の基礎を培い、学びの幅を広げる

    高校と大学では勉強方法が異なります。そのため「文学科演習Ⅰ」では資料の探し方、辞典の引き方、レポートの書き方など大学の学びの基礎となる技術を、「概論」では文学科の柱となる知識や教養を修得します。多様な文学にふれる「文学鑑賞」、創作を練習する「文藝塾」、国語科教員志望者のための「漢文訓読演習」「書道」なども設けられています。

  • 2年次

    2コースに分かれ、専門的な学びに取り組む

    第2学年からは2つのコースに分かれます。日本文学コースでは日本の古典文学・中国文学・日本語・中国語を中心に研究を行い、現代文芸コースでは日本の近現代文学を主な対象とし、研究とともに芸術的な言語表現にも取り組みます。どちらのコースでも「文学科演習Ⅱ」で理論と実践の両面から専門的な学びへの道筋をはぐくみます。

  • 3年次

    自身の専門分野を確定、より高度な研究を行う

    第3学年では自身の専門分野を確定させます。「文学科演習Ⅲ」によってこれまでに修得した研究方法を作家や作品に適用し、専門的考察を深めつつ展開させる訓練を行います。より高度な専門性を培う科目も履修が可能となるため、卒業後に大学院進学などをめざす学生も、集中してじっくり自分の研究に取り組むことができます。

  • 4年次

    これまでの学びに真摯に 向きあう卒業研究

    第4学年は卒業研究への取り組みを通して特別な充実感を味わうことのできる1年です。この充実感は、3年間の学びと「文学科演習Ⅳ」での真摯な研究のうえに成り立つもの。学びの集大成である卒業論文や卒業制作は、一朝一夕には完成させることができないからこそ、やり遂げたときの達成感は人生の宝として深くこころに刻まれるはずです。

[学科専門科目 66単位以上/共通基礎科目 22単位以上/現代総合科目 12単位以上]

授業ピックアップ

文藝塾実践演習Ⅰ

小説の創作を中心とした言語能力の育成をめざす

文藝塾実践演習Ⅰ
文藝塾実践演習Ⅰ

「文藝塾実践演習Ⅰ」では、多種多様な日本語を使い分けながら、芸術性と社会性の両方を見据えた小説創作をめざします。自己表現の追究はもちろんのこと、人物造型やストーリーの構成など、文学の表現史・研究史に基づいた理論的な創作スタイルを身につけることも可能です。また、自分の作品だけではなく、他の受講生の表現からも学べるよう、課題作品を客観的に講評しあう合評会を設けているのが特徴です。

授業の「ココ」がおすすめ!

自作小説の課題と強みを、客観的に知れる!

中学生のときから小説を創作しており、客観的な意見にふれたくて受講。弱点だけでなく、情景描写や表現力といった自分の強みにも気づけました。同世代の仲間たちの作りこまれたプロットや発想にも刺激を受けています。

  • 文学部 文学科 第3学年 M・Mさん