2024年3月に教育学部教育学科幼児教育コースを卒業し、この春からそれぞれ地元の公立保育園で働く予定の田邉陽香さんと山崎花奈さん。
大谷大学を選んだ理由、学生生活を振り返って印象に残ったこと、就職活動に関するエピソードなどについて語っていただきました。
※このページに掲載されている内容は、取材当時(2024年2月)のものです。

大谷大学に進学した理由は?

決め手はオープンキャンパス、資格取得、そして実践的な学び

インタビュー風景(左:山崎さん、右:田邉さん)
インタビュー風景(左:山崎さん、右:田邉さん)

田邉
保育を学べる大学への進学を考えてさまざまな大学を見て回ったのですが、大谷大学を選んだ決め手はオープンキャンパスです。模擬授業も楽しく、授業後に相談ブースで幼児教育コースの先生方に親身になって相談にのっていただき、この大学にしようと決めました。
また、幼稚園教諭一種免許状や保育士資格だけでなく保育心理士(※)の資格取得ができることも魅力に感じました。
 
山崎
保育心理士の資格が取得できること、また第1学年から幼稚園や保育園での現場で実践的な体験ができることです。
短大も進学先として考えていたのですが、保育だけでなく英語も学びたかったので、4年制の大学をめざして大谷大学を選びました。

※保育心理士…公益社団法人大谷保育協会の認定資格で、子どもたちや保護者に向きあい、こころのケアまでをカバーできる保育の専門家。保育士資格の取得を前提とし、教育学部教育学科幼児教育コースでは「保育心理士(二種)」が取得可能。

大谷大学での4年間を振り返って、授業や学生生活などで印象に残っていることをお聞かせください。

内向的な性格から活発な自分に変われた

田邉
自己推薦入試(※2023年度現在「アドミッション・オフィス入試」)の面接で大谷大学への志望理由として挙げていた「音楽実技」の授業で、岡村先生にピアノを指導いただいたことです。授業では、技術だけでなくピアノヘの向き合い方、表現について熱心に指導いただきました。

オペレッタで演じたふくろうの役は、幼児教育コースの友人たちから「何かがのりうつっている(笑)」と言われたほどです。こうした経験もあり、もともと少し内向的な性格だったのですが、大谷大学での4年間で活発な自分に変われたと思います。

大学の外での活動、クラスを超えたメンバーで協働できたこと

山崎
私たちが入学した頃がちょうどコロナ禍の初期で大学生活がオンライン授業から始まったので、大学の外での活動が印象に残っています。授業の一環として大学近隣の賀茂川に行きましたし、船岡山では子どもを実際に連れて遊ぶための地図の制作に取り組みました。グループでの活動が多く、またクラスを超えたメンバーで協働することもあるのが良かったです。

授業以外にも、大学が取り組む地域子育て支援事業「Linden」(※)にも参加しました。私は、乳児を対象にセンサリーバッグ(袋の中にジェル状の液体などを入れて触って遊ぶおもちゃ)を制作し、子どもたちと遊びました。子どもとの接し方だけでなく、保護者との関わり方についても学ぶ貴重な機会をいただきました。

※地域子育て支援事業「Linden」…教育学部教育学科幼児教育コースの教員と学生が学内外にて取り組む、地域の子育て支援事業。未就園児とその保護者を対象に、学生が主体となって各回のプログラムを企画・実施している。これまでのプログラムとして、絵本の読みきかせ、オペレッタ、パネルシアター、シャボン玉づくりなどを実施。

お二人はそれぞれ地元の自治体の公務員試験(保育士・幼稚園教諭)に合格されましたが、どのように就職活動に取り組まれていましたか?

苦手な面接試験対策はキャリアセンターを利用

山崎
私は面接に苦手意識があったので、キャリアセンターに何度も足を運んでアドバイザーの方と面接対策を行いました。採用試験直前の時期には、自分自身が納得するまで何度も指導を受けて、不安を解消していきました。また、同じ公立園への就職をめざす田邉さんがいたことが心強く、採用試験に向けて毎日夜遅くまで一緒に残っていたことを覚えています。

採用試験では、筆記試験や面接だけでなく実技試験もあり、私が受験した自治体ではピアノやグループでダンスの振り付けを考えること、テーマにそった語り聞かせといった課題に取り組みました。
結果がわかるまで不安でしたが、希望する自治体に合格することができて、本当に嬉しく思っています。

仲間同士で共に励ましあえたこと、受験する市の教育・保育に関する方針や課題を事前に調べたことが力に

田邉
いつも夜遅くまで大学にいたので、警備の方に顔を覚えてもらいましたね(笑)。私は少し就職活動のスタートが遅れてしまったのですが、キャリアセンターや幼児教育コースの先生方にサポートしていただきながら履歴書作成、面接指導に取り組み、就職活動への準備を進めていきました。今振り返ると就職活動の時期は本当に大変でしたが、山崎さんをはじめ同じ幼児教育コースの仲間がいたおかげで、無事乗り越えることができました。

私が受験した自治体の採用試験では、山崎さんと同じく筆記試験や面接のほかに、実技試験としてピアノやダンスの振り付け、季節をテーマとしたポスターの制作が課されました。採用試験の対策として、その自治体の教育・保育に関する方針や課題を徹底的に調べて試験に臨んだおかげで、面接では熱意を伝えることができました。また、療育に関する取り組みに力を入れている自治体ですので、大学で保育心理士の資格取得をめざしていることも自身のアピールにつながりました。

大谷大学をめざす方に向けたメッセージをお願いします。

田邉
高校生のうちに、自分のことを見つめることが大切だと思います。何が好きなのか、大学でどんな学びをしたいのか、そして学んだ後に自分がどう変わるのか。オープンキャンパスへの参加や大学のホームページで調べたりして、こうした自分の想いを受け止めてもらえる大学を選んでください。

山崎
大谷大学の幼児教育コースの魅力は、第1学年から座学だけでなく実践的な授業が多いところです。先生方も私たちの相談に親身になって応えてくださるので、ぜひ大谷大学で学んでください。

PROFILEプロフィール

  • 田邉 陽香

    教育学部教育学科幼児教育コース 第4学年

    たなべ はるか
    滋賀県立八幡高等学校 卒業
    2020年4月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 入学
    2024年3月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 卒業予定
    2024年4月 彦根市職員(保育士・幼稚園教諭) 採用

  • 山崎 花奈

    教育学部教育学科幼児教育コース 第4学年

    やまざき はな
    滋賀県立八幡高等学校 卒業
    2020年4月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 入学
    2024年3月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 卒業予定
    2024年4月 東近江市職員(保育士・幼稚園教諭) 採用