大学院人文学研究科
卒業生インタビュー
『歎異抄』ワークショップから始まった「現在地」
大学院修了生インタビュー/真宗学専攻 和田 良世
SEARCH
Graduate School of Humanities
人文学研究科
『教行信証』を丁寧に読み解き、親鸞が明らかにした「浄土真宗」を広く深く研究する。
修士
博士
POINT01
親鸞思想は大乗仏教の大きな到達点の一つであり、現代世界の多くの人に共有されるべき普遍的な意義を有しています。真宗学専攻では、親鸞の主著『教行信証』の読解を中心に据え、自己の求道的な関心を通して、広い視野に立って学びます。ゼミ形式の演習を通して、真宗学研究の基礎が身につきます。
POINT02
私たち一人ひとりが抱く宗教的な「問い」が研究の出発点になります。人生に意味はあるのか。生・老・病・死の苦しみをどう受けとめるのか。生命の尊厳とは何か。人間に真実の「利他」は可能か。「浄土に往生する」というのはどういうことなのか。誰がいつ往生するのか。こうした疑問を大切に問い続けます。親鸞はどのような問いをもち、どう応えていったのか。親鸞の学び方に学びます。
POINT03
修士課程在学中に所定の単位を修得することによって中学校と高等学校の教員専修免許(宗教)を取得することが可能です。また真宗大谷派寺院の住職になるために必須の教師資格も取得できます。大学院での学びを通して、宗教と教育の現場に出るために必要な実践の基礎が身につきます。
POINT04
真宗学関係の国際ワークショップやシンポジウムに参加して、海外の研究者と英語で交流することができます。2017年から大谷大学真宗総合研究所、The Centers for Japanese Studies and Buddhist Studies at the University of California, Berkeley、及び龍谷大学世界仏教文化研究センターの共催で開かれている『歎異抄』ワークショップには、公募で選ばれた真宗学専攻の大学院生が参加して研究発表を行っています。
CONTENTS
一楽 真 教授
【研究領域・テーマ】
真宗学/日本仏教思想/親鸞研究
井上 尚実 教授
【研究領域・テーマ】
大乗としての浄土/真宗の近代化/普遍宗教としての浄土真宗
木越 康 教授
【研究領域・テーマ】
真宗学/キリスト教との対話的研究/宗教学
三木 彰円 教授
【研究領域・テーマ】
親鸞の人間観/『坂東本・教行信証』/真宗典籍
藤元 雅文 准教授
【研究領域・テーマ】
親鸞の生涯と思想/教行信証/愚禿鈔/法然の思想
西本 祐攝 准教授
【研究領域・テーマ】
真宗学/親鸞の思想研究/清沢満之研究
マイケル コンウェイ 准教授
【研究領域・テーマ】
中国浄土教/親鸞思想/近代教学