谷大の充実したフィールドワークに魅力を感じて入学してきた行徳さんは、さっそく社会福祉施設に行ってきました。現場を見て話を聞き、体験させてもらった経験がさらなる意欲につながり、中学の職場体験で抱いた福祉の仕事への興味が、社会福祉士という形のある夢へと育ってきました。夜回り活動や引きこもり支援をしている経験豊富な先生のもと、持ち前の朗らかさを発揮して勉強していく予定です。

02 大学に行くと思うと毎日ワクワクする

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岡部:家から学校まではどのくらいかかるんですか?
 
行徳:伊丹なんですけど、電車で片道1時間半くらいです。1時間目に出るには、5時に起きて7時に家を出ます。私、結構マイペースなんですよ。朝起きて即行動できないんで、ヒーターの前でしばらくぼーっとして、着替えて、朝ごはんもテレビを見ながらゆっくり食べて、用意するのも遅いんですよ。でも時間が余るとダラダラして、それで「ヤバイ、時間や」と思っていつも駅まで走るんです。
 
岡部:それ、6時半に起きても変わらないんじゃない?
行徳:変わらないです(笑)。
 
岡部:何時に寝てるの?
 
行徳:12時くらいです。
 
岡部:5時間しか寝てないのか。じゃあ5時間目なんてもうヘロヘロでしょ。
 
行徳:そうなんです。眠くなっちゃいます。
 
岡部:サークルは?
 
行徳:入ってないです。高校で部活をやってなかったので大学ではやろうかなと思ったんですけど、家から遠いので無理かなって思って。しかもそんなにめっちゃやりたいっていうのもなかったです。
 
岡部:アルバイトは?
 
行徳:パン屋さんでやってます。いつも店閉めをする人が残ったパンを持って帰れるんですよ。親に持って帰ってきてって言われるので、大きな袋に入れて持って帰るんですけど、めっちゃ恥ずかしいです。
 
岡部:今の生活は充実してますか?
 
行徳:はい。高校も面白かったんですけど、大学の方が面白いです。学校に行こうと思うと通学も楽しみになるので、毎日ワクワクします。学校では友達と喋る時が一番楽しいです。
 
岡部:友達は最初からできました?
 
行徳:同じ高校の友達もいないから、1年生の最初にお寺に行ったときに友達作らなと思って、クラスで並んでる時に話しかけて、今はその子といつも一緒におるようになってます。
 
岡部:1年生の前半に人にインタビューして人生史を作ったと思うんですけど、どうでした?あれは友達づくりにもなるって聞いたんですけど。
 
行徳:あんまりなってないです。何を聞いて良いのかわからなくて、人任せにしちゃいました。
 
岡部:正直やね(笑)。話を聞かせてもらうっていうのはすごく難しいことだから、何度もやって慣れていくと良いよ。

PROFILEプロフィール

  • 岡部 茜

    社会学部コミュニティデザイン学科 講師



    石川県生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。 博士(社会学・立命館大学)。滋賀県立精神保健福祉センターひきこもり支援センター非常勤職員(2013~)などを経て、現在に至る。
    生活困難に直面している若者を対象としたソーシャルワークについて研究している。現代社会では、ひきこもりやホームレス、過労死など様々な若者の生活困難が明らかになりつつある。そうした状態を統一的に検討するソーシャルワークの視角を考えるとともに、生活に困難さを感じている若者とそうした課題に関心を持つ人々が、お互いにより生きやすい地域・社会づくりを可能としていける方法を模索している。



  • 大学案内の冊子を見てピンと来た大谷大学。オープンキャンパスも何度も参加し、充実したフィールドワークに魅力を感じて受験を決めた。1年生のうちから社会福祉施設の現場を見て話を聞き、体験させてもらった経験がさらなる意欲につながり、中学の職場体験で抱いた福祉の仕事への興味が、社会福祉士という形のある夢へと育ってきた。
    夜回り活動や引きこもり支援をしている経験豊富な先生のもと、持ち前の朗らかさを発揮して勉強していく予定。