地元を活性化したいという希望を持ってコミュニティデザイン学科に入学してきた柴田君は、コロナ禍でフィールドワークがなくなるという現状を残念に思いながらも、文献を通して知る地域活性化の先進例に刺激を受けています。先輩たちと一緒に様々な地に赴き、現場から学んでいく日々を楽しみにしつつ、今は例年の楽しい話に胸を躍らせています。将来は地元で公務員になりたいと、受験対策講座を受けながら、今できることを頑張っています。

01 出鼻をくじかれた感はあるけど、大学の勉強は楽しい

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鈴木:どこ出身でしたっけ?
 
柴田:滋賀県の長浜市です。
 
鈴木:あそこには秀吉が築いた長浜城や、浅井長政ゆかりの小谷城がありますよね。小さな町が結構あったよね。
 
柴田:はい、それらが合併して長浜市になった感じです。
 
鈴木:昔、調査に行ったことがあるんだけど、いいところだよね。でも京都からはちょっと遠いね。下宿してるの?
 
柴田:はい。通おうと思うと電車で2時間くらいなので、家からだともう少しかかりますね。
鈴木:一人暮らしはどう?
 
柴田:やっぱり、親のありがたみを感じましたね。家に帰ったらご飯ができているとか、洗濯物がきれいになってるとか、当たり前だったことがなくなったので。
 
鈴木:前期(※2020年6月半ばまで)は緊急事態宣言で入構禁止期間だったから、家に帰ってた?
 
柴田:はい。
 
鈴木:その間のオンライン授業はどうだった?
 
柴田:淡々と課題だけが出てきてしんどい部分もあったんですけど、授業によっては動画もあったりして、そういうのは助けになりました。前期がオンライン授業だったっていうのは、大学生活の出鼻をくじかれた感があるんですけど、やっぱり高校と違って、専門的な分野に入っていくのが好きです。勉強していて楽しいっていうのはありますね。高校の時は理系分野が苦手だったので、学校行きたくないなぁって思ったりしてたんですけど、今は自分の好きな分野が学べるので楽しいです。
 
鈴木:それは良かったです。後期になって全ての授業で対面授業が始まってどうですか?
柴田:オンラインよりは全然楽しいです。でも受講者が100人以上になったらオンラインになるっていう授業があるんですけど、その課題がたまりガチでしんどいですね。
 
鈴木:教員としても評価をどうするかっていうところで、オンライン授業は大変だったんですよ。

PROFILEプロフィール

  • 鈴木 寿志

    社会学部コミュニティデザイン学科 教授



    1966年神奈川県生まれ。京都大学大学院後期博士課程修了。博士(理学)。山形大学理学部助手、京都大学非常勤講師、(有)地質調査グループGEOTEC、レオーベン大学研究助手、大阪学院大学非常勤講師を経て、2008年に大谷大学文学部着任。
    造山作用による山地形成過程を放散虫などの微化石を用いて研究している。これまでに日本、チベット、ミャンマー、オーストリー、セルビア、北部アンデス、ケニアを対象に地質・地形発達過程を調べてきた。さらにこれらの国々の自然環境と文化形成との関連についても研究をひろげている。日本のように地震活動の活発な変動帯では、どのような文化が生まれたのだろうか?地質にかかわる文化事象から考察している。



  • 地元が好きで、将来地元を活性化したいという希望を持ち、コミュニティデザイン学科に入学。コロナ禍でフィールドワークがなくなるという現状を残念に思いながらも、文献を通して知る地域活性化の先進例に刺激を受けている。
    先輩たちと一緒に様々な地に赴き、現場から学んでいく日々を楽しみにしつつ、今は例年の楽しい話に胸を躍らせている。公務員になる夢を叶えるため、受験対策講座を受けながら、今できることを頑張っている。