谷大の充実したフィールドワークに魅力を感じて入学してきた行徳さんは、さっそく社会福祉施設に行ってきました。現場を見て話を聞き、体験させてもらった経験がさらなる意欲につながり、中学の職場体験で抱いた福祉の仕事への興味が、社会福祉士という形のある夢へと育ってきました。夜回り活動や引きこもり支援をしている経験豊富な先生のもと、持ち前の朗らかさを発揮して勉強していく予定です。

03 目指すは中国語が話せるソーシャルワーカー

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岡部:大学の授業はどう?
 
行徳:高校よりも授業時間が長いので、集中力が持たないです。
 
岡部:じゃあ授業はどうやって受けてるの?
 
行徳:友達とちょこちょこしゃべったり、頑張って耐えてます。あと、大学ってあんまり黒板に書かないから、頑張ってノートを取ってます。
 
岡部:なんか、聞いてると心配になってくるな。面白い授業はありますか?
 
行徳:「社会福祉援助技術演習」が面白いです。吉弘先生が。聞いたことない名前の人ばっかり出てくるんですけど、そういう人の名前は、語呂合わせとか絵を描いたりして覚えています。
 
岡部:どんな人が出てきました?
 
行徳:なんだったかな……。忘れました。確か……リッチモンド?
岡部:ああ、超有名だね。それは覚えておいた方がいい。
 
行徳:1週間たつと忘れちゃうんですよね……。毎回男女でペアを組んで授業の最後に先生から質問されることに答えるんですけど、相手に任せてます。自信がないから。
 
岡部:予習復習が必要かな。
 
行徳:そうですね。先生と目が合ったら思ってることをめっちゃ見透かされそうで怖いんですよ。
 
岡部:そんなことはない。大丈夫。
 
行徳:あと、中国語が面白いです。でも自分、勉強が苦手なんですよ。特に発音が苦手なんですけど、友達と一緒に練習したりとか。発音がわかったら、ピンインとかもわかると思うんで、春休みにちょっとがんばってやろうと思ってます。高校の時に台湾に行ったんですけど全然言葉がわからなかったので、今度は勉強して行きたいなって思って。
 
岡部:春休みに中国語を頑張るっていうのは良いね。
 
行徳:中国語が話せるソーシャルワーカーってかっこよくないですか?
 
岡部:かっこいいよね。日本に来てるけど日本語があんまり話せない外国の人はたくさんいるから、そういう人たちから困ってることを聞き取れたらすごいなと思います。私は韓国語を勉強したけど、まだまだなので。
 

PROFILEプロフィール

  • 岡部 茜

    社会学部コミュニティデザイン学科 講師



    石川県生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。 博士(社会学・立命館大学)。滋賀県立精神保健福祉センターひきこもり支援センター非常勤職員(2013~)などを経て、現在に至る。
    生活困難に直面している若者を対象としたソーシャルワークについて研究している。現代社会では、ひきこもりやホームレス、過労死など様々な若者の生活困難が明らかになりつつある。そうした状態を統一的に検討するソーシャルワークの視角を考えるとともに、生活に困難さを感じている若者とそうした課題に関心を持つ人々が、お互いにより生きやすい地域・社会づくりを可能としていける方法を模索している。



  • 大学案内の冊子を見てピンと来た大谷大学。オープンキャンパスも何度も参加し、充実したフィールドワークに魅力を感じて受験を決めた。1年生のうちから社会福祉施設の現場を見て話を聞き、体験させてもらった経験がさらなる意欲につながり、中学の職場体験で抱いた福祉の仕事への興味が、社会福祉士という形のある夢へと育ってきた。
    夜回り活動や引きこもり支援をしている経験豊富な先生のもと、持ち前の朗らかさを発揮して勉強していく予定。