地元を活性化したいという希望を持ってコミュニティデザイン学科に入学してきた柴田君は、コロナ禍でフィールドワークがなくなるという現状を残念に思いながらも、文献を通して知る地域活性化の先進例に刺激を受けています。先輩たちと一緒に様々な地に赴き、現場から学んでいく日々を楽しみにしつつ、今は例年の楽しい話に胸を躍らせています。将来は地元で公務員になりたいと、受験対策講座を受けながら、今できることを頑張っています。

04 地元を盛り上げるために、ここで学びたい

鈴木:なんでフィールドワークに興味を持ったの?
 
柴田:将来、地域を盛り上げようっていう仕事に就きたいなと思ってて。僕は田舎出身なんですけど、地元が好きなので、地元を盛り上げたいなって思ってて。その夢に近いのがこの学科だと思ったんです。このゼミを選んだのも、ゼミの説明会を聞きに行って、ゆず農家とかにも支援という形で関われるっていうことで、夢に一番近いかなって思って。
 
鈴木:そうか。君の地元にもやっぱり問題があるの?
 
柴田:そうですね。高齢化も進んでて。和歌山の方と同じような感じですね。
鈴木:ご実家は農家ですか?
 
柴田:いえ、僕の家は違います。でも小学校とかももう廃校になりそうで。僕の時で小学校が1学年20人くらいだったので、今は多分もっと少ないですね。保育園、幼稚園はもう完全になくなって、送迎バスで隣の地区の幼稚園に行ってます。
 
鈴木:若い人たちがいなくなってしまうってことなんだけど、じゃあ20人の若い同級生はどうしてはるの?
 
柴田:地元で就職してるのは半分くらいですね。
 
鈴木:就職先はあるのか。
 
柴田:ちょっと遠いですけど、工場が多いらしくて。
 
鈴木:地元を盛り上げるって、具体的にどういうことをしたい?
 
柴田:支援活動みたいな。市役所に勤めて、直接提案とかできたらいいなと思ってるんですけど。
鈴木:そうすると公務員試験を受けるってことか。
 
柴田:はい。ひとまず今「公務員採用試験受験対策講習」を受けてます。でも難しいです。本当に難しいです。
 
鈴木:一般教養が問われるんだよね。
 
柴田:数学がヤバいです。
 
鈴木:まあそれで点数がつくから、ちょっと一生懸命勉強してもらって。公務員試験が難しかったら、一般企業とかに就職することも考えてる?
 
柴田:今はまだ考えてないですね……。
 
鈴木:じゃあなおさら頑張らないと。

PROFILEプロフィール

  • 鈴木 寿志

    社会学部コミュニティデザイン学科 教授



    1966年神奈川県生まれ。京都大学大学院後期博士課程修了。博士(理学)。山形大学理学部助手、京都大学非常勤講師、(有)地質調査グループGEOTEC、レオーベン大学研究助手、大阪学院大学非常勤講師を経て、2008年に大谷大学文学部着任。
    造山作用による山地形成過程を放散虫などの微化石を用いて研究している。これまでに日本、チベット、ミャンマー、オーストリー、セルビア、北部アンデス、ケニアを対象に地質・地形発達過程を調べてきた。さらにこれらの国々の自然環境と文化形成との関連についても研究をひろげている。日本のように地震活動の活発な変動帯では、どのような文化が生まれたのだろうか?地質にかかわる文化事象から考察している。



  • 地元が好きで、将来地元を活性化したいという希望を持ち、コミュニティデザイン学科に入学。コロナ禍でフィールドワークがなくなるという現状を残念に思いながらも、文献を通して知る地域活性化の先進例に刺激を受けている。
    先輩たちと一緒に様々な地に赴き、現場から学んでいく日々を楽しみにしつつ、今は例年の楽しい話に胸を躍らせている。公務員になる夢を叶えるため、受験対策講座を受けながら、今できることを頑張っている。