「文化の首都」である京都にあこがれを持ってやってきた佐藤さんは、中国語やアメリカの女性史など、初めての学びに大いに刺激を受けています。留学によって視野が広がり、成長できることの魅力について先生から教えられ、次の語学研修もさらに楽しみになりました。「遠くの景色を見ようと思ったら、自分がレベルアップしないといけない」と、4年間の学びの大切さを説く先生の話に耳を傾け、意欲的に行動していこうと決意しています。

08 中国語ができると、自分の行く道が変わる

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渡部:卒業論文とか、これからどんなことをやりたいっていう希望はありますか?

佐藤:まだ絞れてないので、まずはコース選択をして決めていきたいと思います。

渡部:卒業論文は、こんなことについてやりたいっていうのがあれば、2年生から資料を集めてもいいしね。僕のゼミ生でも、北京の変遷についてやりたいって言って、早くから地図を集めてた学生がいましたよ。語学研修で北京に行ったときとかも利用して。それで結構資料も集まって、論文自体も早くに書き上げましたね。

彼女は、コンピューター関係で就職したんですよ。普通は理系の人を採るらしいんですけど。入社したら、土曜日に数学のテストがあるんだって。それに全く太刀打ちできないって嘆いてて、なんでこんな私を採ったのかって社長に聞いたら、これから中国に展開していこうと思ってるから、中国語ができる子を採ったって言われたらしいです。だから中国語ができるっていうのは、自分の行く道をひょっとしたら変えてくれるかもしれませんね。中国語ができたから就職が決まったっていう例は、今までも聞いてますし。
できれば中国語検定とかも受けると良いですね。大学生の間に3級とか取ることを目指して頑張ってほしいと思います。中国語ができると賃金がアップするっていうバイトもあるよね。京都には観光客もたくさん来るから、飲食店とかでも重宝されるし。中国の料理は好きですか?

佐藤:中国料理はおいしいんですけど、四川料理に舌がついていかなくて。しびれちゃうんですよね。台湾で初めてちゃんとした小籠包を食べたときはおいしいなと思いました。

渡部:四川はね、どんよりした天気が続いたりするので、塩分が多いものがたくさんあったりするみたいですね。でも辛くてもおいしいものもありますよ。中国は本当に甘いのもあれば辛いのもありますんでね。餃子にしてもいろんなものがありますし、中国の食文化中心にやっていくのもいいですね。

PROFILEプロフィール

  • 渡部 洋

    文学部 国際文化学科 教授



    1960年大阪府生まれ。1986年北京大学中文系卒。大阪外国語大学中国語学科に復学後卒業。神戸市外国語大学修士修了。大阪市立大学中国文学研究科博士後期課程単位取得退学。文学修士。大谷大学文学部特別研修員を経て、1995年に大谷大学文学部着任。
    中国に於ける話し言葉の歴史的変遷を研究対象としている。方法としては、各時代の口語資料の中の語句を抽出分類し、その特殊性を捉え明らかにするというもの。現在元・明代の副詞の活用状況と文字表記の変遷を中心に研究している。



  • 「文化の首都」である京都にあこがれを持ち、国際文化と宗教について学べる大谷大学が自分にぴったりだと思い、入学した。中国語やアメリカの女性史など、初めての学びに大いに刺激を受けている。
    留学によって視野が広がり成長できることの魅力について、また「遠くの景色を見ようと思ったら、自分がレベルアップしないといけない」と、4年間の学びの大切さを説く先生の話に耳を傾け、意欲的に行動していこうと決意している。