「文化の首都」である京都にあこがれを持ってやってきた佐藤さんは、中国語やアメリカの女性史など、初めての学びに大いに刺激を受けています。留学によって視野が広がり、成長できることの魅力について先生から教えられ、次の語学研修もさらに楽しみになりました。「遠くの景色を見ようと思ったら、自分がレベルアップしないといけない」と、4年間の学びの大切さを説く先生の話に耳を傾け、意欲的に行動していこうと決意しています。

04 語学研修で言葉が通じた嬉しさ

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渡部:海外経験はあるんですか?

佐藤:中2の時に3週間ほどオーストラリアにホームステイさせてもらって、あとは旅行で台湾に1回、今年の夏に留学でもう1回行きました。

渡部:2回行くと、最初とはまた違った見方ができるでしょ?ちょっと余裕があって、落ち着いて風景とかも見れるよね。

佐藤:そうですね。嬉しかったのが、中国語の授業で学んだ単語を、買い物で店員さんに使ってみて、通じたっていうのが。
渡部:達成感がありますよね。そのあと、もっと自分の考えとかを伝えるようなところまで行きましたか?

佐藤:まだそこまでは。日本語が少しできるっていう人が話しかけてきてくれて、話したりはしました。

渡部:日本に親しみを感じてくれてる人も多いよね。

佐藤:本当は北京に行きたかったんですけど、去年は台湾研修だったので。今年も中国語を取って、今年こそは北京に行きたいです。
渡部:中国、大陸はどうかな……。僕も学生の時に中国に留学してたんだけど、留学する前は、中国は共産党でみんなで助け合って、って思ってたけど、全く違った(笑)。個人主義で、自分のことしか考えない感じで動いてたんで、勘違いしてたなって思いましたね。外で見てるのと内に入ったのではずいぶん違うなって思いました。

でも語学研修じゃなくても、個人で行けばいいしね。まあ個人よりは複数で行ったほうがいいと思いますけどね。慣れてきたら個人で行く学生もいますよ。


PROFILEプロフィール

  • 渡部 洋

    文学部 国際文化学科 教授



    1960年大阪府生まれ。1986年北京大学中文系卒。大阪外国語大学中国語学科に復学後卒業。神戸市外国語大学修士修了。大阪市立大学中国文学研究科博士後期課程単位取得退学。文学修士。大谷大学文学部特別研修員を経て、1995年に大谷大学文学部着任。
    中国に於ける話し言葉の歴史的変遷を研究対象としている。方法としては、各時代の口語資料の中の語句を抽出分類し、その特殊性を捉え明らかにするというもの。現在元・明代の副詞の活用状況と文字表記の変遷を中心に研究している。



  • 「文化の首都」である京都にあこがれを持ち、国際文化と宗教について学べる大谷大学が自分にぴったりだと思い、入学した。中国語やアメリカの女性史など、初めての学びに大いに刺激を受けている。
    留学によって視野が広がり成長できることの魅力について、また「遠くの景色を見ようと思ったら、自分がレベルアップしないといけない」と、4年間の学びの大切さを説く先生の話に耳を傾け、意欲的に行動していこうと決意している。