「文化の首都」である京都にあこがれを持ってやってきた佐藤さんは、中国語やアメリカの女性史など、初めての学びに大いに刺激を受けています。留学によって視野が広がり、成長できることの魅力について先生から教えられ、次の語学研修もさらに楽しみになりました。「遠くの景色を見ようと思ったら、自分がレベルアップしないといけない」と、4年間の学びの大切さを説く先生の話に耳を傾け、意欲的に行動していこうと決意しています。

02 大谷の人と話して受験を決めた

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渡部: 東日本大震災のときの地震はどうでした?

佐藤:私は内陸のほうなので、ライフラインが少し止まったくらいで、直接的な影響はあまりなかったです。でも、原発の影響で福島に住めなくなった子が転校してきました。

渡部:みんなで温かく迎えました?

佐藤:その時はまだ小学校の高学年だったので、隣のクラスに転校生が来た、っていうだけでしたね。でも社会の授業で東日本大震災のことを学んだとき、その子が泣いちゃったらしくて。それでクラスの男の子がからかって、それを先生にめちゃくちゃ怒られていたっていうのはすごくよく覚えてます。

渡部:実体験やから、いろんなことを思い出しますよね……。オープンキャンパスには来ましたか?
佐藤:高校2年生の3月下旬に1人で来ました。その時は歴史学科と国際文化学科で揺れてて。ちょうど廣川先生がいて、国際文化ではこういうことを学べるよってアドバイスをくださったので、国際文化学科にしました。
 
渡部:西洋にしてもアジアにしても、文化を学ぶには歴史は欠かせないしな。雰囲気はどう感じました?
 
佐藤:小規模ですよね。それは知ってたんですけど、キャンパスがきれいっていうのに惹かれて。あとは、寮に住もうか迷ってるって言ったら、「寮担当の子がいるから話してみるといいよ」って言ってもらって。その先輩も1時間くらい話をしてくれて。人と話して決めたって感じですね。
 
渡部:そういうのは大事だよね。じゃあ今は寮生活なんや。
 
佐藤:はい。2年生になったら一人暮らしで大変になるので、1年生のうちにいっぱい単位を取っておきたいと思います。
 
渡部:今は朝から5限目くらいまで詰まってる?
 
佐藤:そうです。でもサークルとかには入ってないので、何とかやれてます。

PROFILEプロフィール

  • 渡部 洋

    文学部 国際文化学科 教授



    1960年大阪府生まれ。1986年北京大学中文系卒。大阪外国語大学中国語学科に復学後卒業。神戸市外国語大学修士修了。大阪市立大学中国文学研究科博士後期課程単位取得退学。文学修士。大谷大学文学部特別研修員を経て、1995年に大谷大学文学部着任。
    中国に於ける話し言葉の歴史的変遷を研究対象としている。方法としては、各時代の口語資料の中の語句を抽出分類し、その特殊性を捉え明らかにするというもの。現在元・明代の副詞の活用状況と文字表記の変遷を中心に研究している。



  • 「文化の首都」である京都にあこがれを持ち、国際文化と宗教について学べる大谷大学が自分にぴったりだと思い、入学した。中国語やアメリカの女性史など、初めての学びに大いに刺激を受けている。
    留学によって視野が広がり成長できることの魅力について、また「遠くの景色を見ようと思ったら、自分がレベルアップしないといけない」と、4年間の学びの大切さを説く先生の話に耳を傾け、意欲的に行動していこうと決意している。