好きなことに全力で向き合う松嶋さんは、今は韓国に魅力を感じています。文化から始まった興味も、歴史や政治にまで関心が広がるようになりました。留学を前に自分を奮い立たせて、できる限りの準備をしていこうと考えています。応援してくれる友達や先輩に支えられ、留学経験者である先生の「自分で自分を押してやることが大事」というアドバイスのもと、いろんなものを見て来ようと張り切っています。

01 ‏推しのアイドルの言葉を理解したくて学び始めた

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喜多:ご出身が高知ということですけど、なぜ大谷大学に来ようと思ったのですか?
 
松嶋:元々は違う大学を目指していたんですけど、家に届く大学案内のパンフレットを見たお母さんに、大谷大学では国際学部を新設するらしいから1期生になれるよって言われたことにピンときたんです。
喜多:なるほど。オープンキャンパスには?
 
松嶋:来てないんです。
 
喜多:そうですか。入学前後でギャップとかあったりしましたか?
 
松嶋:1人暮らしが大丈夫かなって思っていたんですけど、やってみたら意外とできるやんって。それから「やってみたらできるんじゃないか精神」ができて、とりあえず挑戦してみようって思うようになりました。
喜多:サークルには入ってる?
 
松嶋:入ってないですけど、GLOBAL SQUARE(※1)のアシスタントはしています。今はコロナでたくさんの活動はできていませんが、語学の勉強会をやったりしてます。
 
喜多:会話研(※2)でも先輩たちに囲まれながら頑張ってるよね。私との最初は、松嶋さんが声をかけてくれたんだよね。韓国に語学研修に行きたいけど今はコロナ禍だから、オンラインでの韓国語の講習を受けることはできますか、って。1年生で積極的に声をかけてくれる人は珍しいので、すごく嬉しく思ったことを覚えています。なぜ韓国語を勉強しようと思ったの?
 
松嶋:韓国の文化に最初に触れたのは、小学校の頃にお母さんが見ていた韓国ドラマです。その時は全然興味を覚えなかったけど、中3のときにアイドルグループの曲を聴いたのがきっかけでめっちゃはまって。それでアーティストが話してる言葉を、字幕なしで自分で聞いて理解したいって思ったのがきっかけです。
 
喜多:小学生くらいから直接言語に触れてきたっていうのが松嶋さん世代の特徴よね。語学はどうやって勉強してきましたか?中学や高校の授業では習ってないですよね?
 
松嶋:はい。そもそも、机に向かって本を開いて勉強するっていうのが苦手なタイプで、一応参考書を買うんですが、それで終わっちゃうんです。韓国語は、アーティストがしゃべってる動画に日本語字幕が付いたのをひたすら見てて、そしたらこの単語の意味はこうで、っていうのが自然と入ってきました。勉強っていう感じではなく、自然と耳が慣れる、っていう感じです。
 
喜多:松嶋さんが話す韓国語は、発音も良いし、フレーズも韓国で一般的に使われているものだなって思いました。今の若い人たちは映像から入るから発音もすごく正確で、かなりの内容が話せるのでびっくりすることが多いですね。
(※1 GLOBAL SQUARE……「語学学習支援室」の通称。留学や語学学習、留学生との交流に興味のある学生をサポートする施設。アシスタント(在学生)は、自身の語学学習を進めつつ、留学生のサポートや交流イベントの企画・運営を行う。)
 
(※2 会話研……ゼミの有志で開催している会話の勉強会)

PROFILEプロフィール

  • 喜多 恵美子

    国際学部 国際文化学科 教授



    京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。大韓民国弘益大学校大学院美術史学科博士課程修了(論文資格試験合格)人間・環境学修士。2005年、大谷大学文学部国際文化学科着任。
    近代西欧の概念である「美術」が非西欧社会でいかに受容されていったのかについて関心を持っている。一口に受容といっても、ここでは無批判的な追従を意味するのではなく、美術というシステムがいかにして当該社会に有用な形に咀嚼され汲み上げられていったのか、その過程をさしている。方法論としては日本と朝鮮(韓国)における近現代美術の比較分析を行っているが、文化的に似ていると考えられがちな日本と朝鮮(韓国)においてさえ美術に対するアプローチのありかたはかなり異なったものとなっている。そこから翻って日本と朝鮮(韓国)における「美術」や「近代」の意味を浮き彫りにしたいと考えている。



  • 中学生の頃に韓国のアイドルグループの曲を聴いたことがきっかけで、独学で韓国・朝鮮語を学び始めた。以降、韓国のファッションなど文化に興味を持ち、最近は歴史や政治にまで関心が広がるようになった。
    大谷大学に入学し、語学学習支援室(GLOBAL SQUARE)のアシスタントをしながら留学に向けて学びを深めている。20代のうちにいろんな世界を見て、将来は外国と日本をつなぐ役割ができる仕事に就きたいと考えている。