こだわっている古着のことについて、語りだしたら止まらないほどの熱情を持っている青山君は、卒論でも古着について取り組みます。自分の足でデータを集めに行ったり、自主的に気になることをまとめたりして卒論に備える一方で、純粋に古着を楽しみたいから、仕事にはしたくないと、将来の希望もはっきりしています。1年生の時にも対談した先生に温かく見守ってもらいながら、好きなことをとことん追求しています。

01 早期選考を狙って3年生の5月から就活を始めた

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脇中:2年前に話を聞いて印象に残ってるのはエレクトーンの話なんだけど、今もやってるの?
 
青山:はい、とりあえず習ってはいます。なかなか練習する時間もないですけど、弾くのは楽しいです。最近は『宇宙戦艦ヤマト』のアレンジ曲とかを弾いてます。
 
脇中:もう15年くらい弾いてる?
 
青山:そうですね。でも本当に趣味って感じです。友達が来るまでちょっと時間あるから弾いたりとか。
 
脇中:え、それはすごいね。前回、就職は家から通えるところが良いって言ってたよね。この前、キャリアセンターで就職ガイダンスがあったけど、どうでした?
 
青山:僕、実は3年生の5月から就活してるんですよ。企業説明会に行って、何社かいいなと思ったところにインターンに行ってて。早期選考のところがいいなと思ってるんですけど、そういうところは受けに来る人もみんなエリートというか、頭が良いんですよね。大学院生もいるし。
脇中:そうなんだ。気になっている業界とかある?
 
青山:今のところは、IT関係に少し興味があります。僕はその中でも企画とか開発に絞ってて。一から作るって楽しいじゃないですか。そういうのだったら楽しんで仕事できるかなと思って。
 
脇中:気に入った会社はもう何社かある?
青山:はい。行けたらいいなっていうところはあります。競争相手がかなり多いですけど。今はエントリーシートを書いていて、座談会っていう名前ではあるんですけど、OG・OB訪問があって、それに行ってから最終的に受けるかどうか決めようと思っています。
 
脇中:ってことは、大谷大学の先輩がいるってこと?
 
青山:いや、いなくても座談会には参加できるんですよ。
 
脇中:そうなんだ。IT系だったら東京とかも多そうだけど、滋賀から離れても良いの?
 
青山:いや、やっぱり実家がいいので、滋賀、京都、行けても大阪くらいを考えてます。

PROFILEプロフィール

  • 脇中 洋

    社会学部 現代社会学科 教授



    1959年東京生まれ。京都大学農学部を経て、1996年立命館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1999年花園大学講師、2002年同助教授、2006年教授。2008年より大谷大学教授、現在に至る。臨床心理士、保育士。
    「コミュニケーションの発達的変容」を研究テーマとして、以下の個別課題に取り組んでいる。「乳児の初期コミュニケーションの生成と変容」「発達障害児や聾児の対人コミュニケーション」「取調べにおける供述分析」「高次脳機能障害者のピアサポートによる自己の再構築」「犯罪加害者の更生」。いずれの課題も、「ヒトはどこまで変わりうるのか」の探求を目指している。



  • 1年生の対談時に脇中先生から、研究は「できることではなく、好きなことから始める」とのアドバイスを受けたとおり、卒論の研究テーマは、語り出したら止まらないほどの熱情を持っている古着について。自分の足でデータを集めに行ったり、自主的に気になることをまとめたりして卒論に備える。
    その一方で、純粋に古着を楽しみたいから仕事にはしたくない、とワークライフバランスの視点で考え、最近興味を持ち始めたIT関係で、特に企画や開発に関わる仕事を希望している。早期選考を狙って、就職活動も既に始めている。