国際文化学科
学生インタビュー
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中学生の頃からK-POPを始めとする韓国文化に興味をもつようになり、高校1年生の時に高校で行われた留学説明会に参加したことをきっかけに、韓国への留学を意識するようになりました。
高校生のうちに留学に行きたいと考えていましたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより、残念ながら実現できませんでした。そのため、大学入学後は、高校時代に果たせなかった韓国留学を成し遂げようと決意し、大谷大学に進学しました。
第2学年後期での留学を目指し大学では韓国・朝鮮語の授業をはじめ、ゼミなどで韓国・朝鮮に対する知識を深めて留学準備を進めていました。その他にも、語学学習支援室(GLOBAL SQUARE)で東国大学校から来た留学生と東国大学校へ留学した経験のある先輩に出会い、留学中の生活や体験談について聞くことができました。分からないことがあれば先輩に教えていただいたりもしたので心強かったです。
また、留学に向けて高校生の時から韓国・朝鮮語の勉強をしていました。大学では、さらなる語学力の向上を目指し語学系の授業を選択して、留学するまでには最低限の日常会話レベルまで身に付けていました。
留学中は、留学先の大学にある学生寮に滞在していました。3人で1部屋の仕様だったのですが、私の場合は他大学の日本人学生と2人で利用することになり、同じ日本人ということでお互いに勉強や生活面でフォローし、日本語ではなく韓国語で会話するなどして過ごしていました。
他の部屋にはスリランカやインドといった他国からの留学生もおり、それぞれの国の料理をふるまったり、皆でペンションを借りて遊びに行ったりなど、充実した寮生活を送ることができました。
また、交換留学生を対象とした「言語交換プログラム(Language Exchange Program)」に参加しました。このプログラムでは、交換留学生が東国大学校の学生に日本語・フランス語・英語などの母語を教え、東国大学校の学生からは韓国語を教えてもらいます。
このプログラムを通じて、韓国語で気兼ねなく話せる韓国人の友人ができました。私の拙い韓国語を真摯に聞いてくれ、どこを直すべきかなどを丁寧に教えてくれたことが印象に残っています。留学当初より自信を持って韓国語で話すことができるようになったのは、この友人のおかげです。
留学するまでは、書籍や授業で得た知識だけで、その国の歴史や国民性を理解できていると思いこんでいました。しかし、実際に現地の学生や先生方をはじめとする多くの方々と交流し、また博物館などに自ら足を運んだことで、自分が見ていたのはごく一部にすぎないと気づかされました。これまで見てきたものは表面的な部分に過ぎず、背景や詳細な情報を今回の留学を通して深く知ることができ、知識がさらに深まりました。
書籍や授業で学ぶことも大切ですが、現地に赴き、自ら体験することも重要だと今回の留学で実感しました。両方の学びを通して、知識をより深められたことが私の留学の一番の学びだと思います。
高校生の頃から少し考えていたことではありましたが、今回の留学を経験したことで、韓国語を教えることを仕事にしたいという想いが強くなりました。
大谷大学へ進学し、本格的に韓国・朝鮮について学び始めた時に担当してくださった先生との出会いも、そのきっかけの一つです。韓国に住んでいた際の実体験を織り交ぜながら授業を進めておられたのが印象的でした。
将来の目標の実現に向けて、大学での語学や文化等の勉強に加えて現在はTOPIK(韓国語能力試験)の3級以上の合格をめざして、語学学校にも通い日々勉強に励んでいます。
田中 智己
国際学部国際文化学科 アジア文化コース 第3学年
たなか ともき
京都府立鳥羽高等学校 卒業
2022年4月 大谷大学国際学部国際文化学科 入学