話し慣れしている小川君は、人と気軽にコミュニケーションを取ることができます。授業はどれも面白いと言いますが、その中でも特に、もっと聞きたいと思う授業の場合は、積極的に先生の研究室に出かけていき、授業以外の場でもたくさんのことを吸収しています。過去を学ぶ過程では、歴史上の人物が実際に扱ったものに触れる機会もあります。机上の勉強だけではない多様な学びの中で、将来は歴史の先生になりたいという夢をより具体的に描いています。

01 ようやく充実してきた大学生活

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國賀:コロナ禍での大変な入学だったんですけど、思い描いていた大学生活と比べて、どうですか?
 
小川:全然違いました。前期は特に苦しんだと思います。友達がいない、助けてくれる人がいない中でのオンライン授業だったので、カリキュラムを決めるところから苦戦をしました。でも僕は実家にいるので、まだよかったかなと思います。下宿だったらなおさら大変だったと思います。
 
國賀:そうでしたか。通学には時間がかかります?
 
小川:そうですね、大阪からなので、1時間半くらいかかります。授業後にすぐに帰ったらいいんですけど、やっぱり課題は総研(※)とか図書館とかを使ってやらないと終わらないことが多いので、閉館ギリギリまでいたりするんですけど、それから家に帰ると10時半とかになってしまって、なかなか大変な部分はありますね。朝も1限が毎日あるので、7時の電車に乗らないと間に合わなくて、朝は本当につらいです。
國賀:下宿しようとは思わない?
 
小川:今はあまり思わないです。自分の身の回りのことをやると考えると、汚くなるだろうなと思うので(笑)。落ち着くまでは家にいようかなと思います。
 
國賀:じゃあ今の生活はおうちの方のサポートがあるからですね。
 
小川:はい、そこはもう感謝しています。
 
國賀:本当に今年の入学生は大変やろうなって思っていたんですけど、後期から対面授業が始まって、どうですか?
小川:全然違いましたね。気軽に話せる友達も増えるし、先生も、大学の先生って怖いイメージがあったんですけど、歴史学科の先生は非常にフレンドリーな先生が多いなっていう印象です。同じ教職を目指してる人たちとも、一緒に楽しく勉強しています。ようやく大学生活がスタートした感じです。
 
國賀:授業以外の生活はどうですか?アルバイトとかサークルとか。
 
小川:塾でアルバイトしてまして、小学校6年生から中学校3年生までを担当しているんですけど、後期になって忙しいのでなかなか他のことはできていないです。でも、部活に入ってる人の話を聞いたり、「このサークル見に行かない?」って話をもらって一緒に行ったりすることはあるので、部活やサークルをやってないから大学生活が楽しめてないっていうことはないですね。
 
國賀:良かった。充実してきた感じですね。
(※総研……響流館3階にある総合研究室のこと。学部学科の学問領域別ではなく、学科やコース、また学年が異なる学生が、それぞれの専門性を活かしながら自由に交流する場として広く開放している。)

PROFILEプロフィール

  • 國賀 由美子

    文学部歴史学科 教授



    大阪府生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。文学修士。1988年滋賀県立近代美術館学芸員、同主任学芸員、同専門学芸員を経て、2017年大谷大学文学部教授。
    平安末の後白河院政期を中心に、美術、とくに絵画作品から読み取れる歴史事象を考察してきた。また、美術館に在職してからは幅広い年代のものを対象に、まず作品を観て分析し、作品そのものが語ってくれる多くの事実を拾い上げられるよう努めてきた。中世絵巻物、そして近世から近代に至る「やまと絵」を中心に、なぜその作品は制作されたのか?を問い続けて行きたい。



  • 小学生の頃に買ってもらった本がきっかけで歴史に興味を持ち始める。高校の時に生徒会長をしていたこともあり、人と気軽にコミュニケーションを取ることができる。教師をしていた祖父や、高校の時の担任の先生に憧れて、将来は高校の社会科教員になる夢を叶えるため、大谷大学を選んだ。
    大学の授業はどれも面白く、もっと聞きたいと思う授業の場合は、積極的に先生の研究室に出かけていき、授業以外の場でもたくさんのことを吸収している。過去を学ぶ過程では、歴史上の人物が実際に扱ったものに触れる機会もある。机上の勉強だけではない多様な学びの中で、将来自分はどんな先生になりたいか、具体的に描いている。