現在、コーヒー焙煎所「京都珈琲焙煎所 旅の音」(京都市左京区)の創業を経て、フェアトレードコーヒー事業や起業支援事業、就労継続支援事業所の運営等に携わっています。
大学4年生の時にタイへ旅行し、貧困地域で農業をしている農家の方々と出会い、スペシャルティコーヒーを作るための完熟度が高い豆を栽培する取り組みに触れたことが現在の事業のきっかけです。その後、他の日本人と協力するNPO法人に関わり、アジア各地を旅して海外でのさまざまな取り組みに触れました。この経験から、事業を通じてこうした人々とつながりたいと考えました。
大学卒業後は、まずは食に携わる仕事に就きたいと考え、生協で3年間働きました。また自身でも焙煎機を購入し、焙煎したコーヒー豆を地域の道の駅で販売したり、ECサイトでの販売も試みました。次第に購入いただけるお客様も増えて手応えを感じ、コーヒー事業を本格的に取り組むようになりました。
自分自身は滋賀県出身なのですが、喫茶店も多くコーヒーの街として成熟した京都を魅力的に感じ、京都市内にあった美術学校の跡地の一角で「京都珈琲焙煎所 旅の音」を開業しました。開業当初はお客が訪れず厳しい状況が続きましたが、SNSを中心としたマーケティングに力を入れ、その結果お店で提供するコーヒーゼリーが全国放送のテレビ番組で取り上げられ、お客様が増えました。
現在では、一坪のコーヒー店「MAMEBACO」のフランチャイズ事業やコーヒーの製造にかかわる就労継続支援事業所の運営等、様々な事業を展開するようになりました。また最近では、若手起業家の教育や支援を行っています。起業家というプレイヤーの立場から恩送りをしたいという思いで、後進の起業家への投資や教育を行っており、何人もの起業家を現在輩出しています。