真宗学科
卒業生インタビュー
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文学部真宗学科を1999年度に卒業された林貴弘さんに、在学中に学んだこと等について語っていただきました。
※このページに掲載されている内容は、取材当時(2024年7月)のものです。
在学中に興味を持った飲食業に就職し、京都の『まんざら亭』に勤務し、店長を経て今年、念願であった自分の店を開店しました。
大谷大学入学当初は、お寺にゆかりのない自分が真宗学科で何ができるのかとても不安でした。しかし、寄りそってくださる教員や先輩、多くの友人と共に学び、将来の不安や悩みを語りあうことができました。真宗の学びは僧籍の有無に関係なく、開かれた教えだったと実感しています。
真宗学科では、専門的な学び以上に、人との出あいや共に生きることの大切さを学びました。飲食業においても、どれだけ腕がよくても技術面だけではダメなことを知りました。食材との出あい、お客様との出あい、あらゆる一期一会の出あいをいかに大切にできるかが、店をつくり、料理人としての自分をつくるのだと、真宗学科での学びを通して再確認しています。
出あいと、そこに生まれた絆は、これからのあらゆる選択肢においておおいに味方をしてくれると思います。大谷大学へ入学し、出あいを大切にして、貴重な大学生活をおおいに楽しんでください。
林 貴弘(はやし たかひろ)
文学部真宗学科 1999年度卒業