真宗学科
卒業生インタビュー
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文学部真宗学科を1998年度卒業、大学院文学研究科(現 人文学研究科)真宗学専攻 修士課程を2000年度修了された窪田純さんに、在学中に学んだこと等について語っていただきました。
※このページに掲載されている内容は、取材当時(2024年3月)のものです。
大谷大学大学院修士課程修了後、2012年まで事務職員として大谷大学に勤務し、先輩、同僚、後輩に恵まれ、充実した社会人生活を送りました。その後、岐阜県高山市の真宗大谷派圓徳寺の住職を2016年に継承し、現在8年目になります。今は、住職に加え、高山別院列座、保護司の他、 本山・教区、市・町内、学校などで、少しずついろいろな役割をいただいています。
大学院時代のゼミ指導教員の安冨信哉先生は、幅広い学びを認めてくださる方でした。ゼミの旅行でイタリアに行ったことがあります。真宗とは縁のない土地でしたが「私たちは視野を広げなければならない」と、企画を後押ししてくださったことは心強かったです。また、先生は、依頼された仕事は断わらないという印象が強い方でした。そんな後ろ姿が心のどこかに残っており、私もご依頼いただいた時には断らないように心がけるようになってしまいました(笑)。学問だけではなく、生きざまから学ぶこともたくさんあったと感じています。
大学での学びは、「正解」を出すこと以上に、形にならない「問い」や「うなずき」を大切にし、自分なりの言葉で表現していくことではないかと思います。おおいに学び、育て、語りあっていただきたいと願っています。この大谷大学での学びが、今後の皆さんの歩みを支えてくれると信じています。
窪田 純(くぼた じゅん)
文学部真宗学科 2021年度卒業
文学部真宗学科 1998年度卒業
大学院文学研究科(現 人文学研究科)真宗学専攻 修士課程 2000年度修了