教育学科幼児教育コース
学生インタビュー
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三嶋:
幼い頃から保育者として働く母の影響を受け、私も自然と保育者を目指していました。子どもたちに寄り添い、成長を支える仕事に憧れを抱きながら大学選びを進めるうちに、幼児教育を学べる数多くの大学の中から自分に最適な大学を選ぶためには、明確な決め手が必要だと感じていました。
オープンキャンパスに参加したり、各大学のWebサイトを調べたりする中で、大谷大学を特に魅力的に感じたのは第1学年から現場で実践的な経験を積むことができる点でした。早期から実践経験を積むことで保育者としてのスキルを磨ける点や、保育心理士(※)の資格が取得できる点に魅力を感じ、進学先として大谷大学を選ぶ決め手となりました。
川嶋:
子どもの頃に通っていた幼稚園の先生に憧れを抱き、その影響で保育者になることを決意しました。その夢は変わることなく、高校時代には幼児教育を学べる大学に進学することを決めていました。
2年生の三者面談で「大谷大学の雰囲気(校風)に川嶋さんは合っていると思う」と高校の先生からアドバイスをいただき、それがきっかけとなり大谷大学のオープンキャンパスに参加することにしました。
オープンキャンパスでの幼児教育コースの模擬授業にとても興味を持ちましたが、それ以上に大谷大学の交通アクセスの良さに驚きました。大学の進学先を決める上で交通アクセスは重要なポイントでしたが、大谷大学は地下鉄北大路駅を出てすぐにキャンパスがあり、通学の負担が少ないことから時間を有効的に使えることが非常に魅力的でした。
また、幼児教育を学べるだけでなく、保育心理士(※)の資格も取得できる点が大きな魅力でした。この資格を取得することで、より多くの知識を深め、保育の現場で役立つと感じました。
川嶋:
大学に進学するまでは、ただ「子どもが好き」という理由で保育者を目指していましたが、授業や実習を通して、その考えだけでは足りないことに気づきました。保育者の役割は、単に子どもと楽しく遊ぶことではなく、子どもの健康や成長に深く関わる仕事であるため、そのための専門的な知識や技術が求められると痛感しました。
また、実際に子どもと接する中で、「どうしたら楽しんでくれるのか」と子どもに寄り添って考えることの重要性を学びました。入学当初は、こうした視点を持っていませんでしたが、この4年間を通じて子どもたちと同じ目線で考え、より良い関わり方ができるようになったと実感しています。
大学の授業では、絵本を読む際に子どもたちが登場人物や動物の心境を想像できるように、感情を入れずに読む方法を学びました。もちろん、感情を込めて読むことで子どもたちを楽しませることもありますが、臨機応変に使い分けることが大切だと感じています。
三嶋:
保育現場での実践を通して、子どもと関わる際の考え方が大きく変わりました。座学で多くのことを学び、知識として理解はしていたものの、現場に出るとすぐに上手くいくことは少なかったです。子どもたち一人ひとりに個性があり、学んだ通りに動いてくれるわけではないという現実に直面しました。
最初は上手くいかないことが多かったのですが、分からないことや困ったことがあると、その都度現場の保育者の方々に相談し、アドバイスをいただきました。また、質問するだけでなく保育者がどのように対応しているのかを観察して学ぶことも重要でした。4年間の実習をとおして、実際に行動し、見て、聞いて学んだ結果、できることが増え、子どもとの関わり方も第1学年の時に比べて大きく向上しました。
さらに、実習以外にも保育園でのアルバイト経験が私の成長に欠かせなかったと思います。保育現場でより多くの経験を積むことで、子どもたちとの関わり方や保育士としてのスキルが自然と身につきました。
三嶋:
大学に入学してからピアノを始めたので苦手意識を持っており、ピアノの試験が必須となる公務員試験を受けることを避け、私立園への就職を考えていました。念のため地元の公務員試験要項を確認してみると、意外にもピアノの試験がない自治体があることに気づきました。
先生やキャリアセンターの方に相談をし、これはチャンスだと感じて、公務員試験を受ける決意をしました。しかし、改めて試験要項を確認したところ、なぜかピアノの試験が追加されていることに気づきました(おそらく私が見落としていたのかもしれませんが...)。不安が募る中、キャリアセンターへ相談に行くと、「あなたならできる!」という温かい言葉をいただき、その言葉に背中を押されて挑戦を決意しました。
試験に向けて勉強とピアノの練習に毎日12時間を費やし、自主学習に加えてキャリアセンターで面接練習も何度も繰り返しました。試験前は不安になることもありましたが、その度にキャリアセンターの職員の方々に励まされ、勇気をいただきながら頑張り続けました。
試験を通過するたびに、キャリアセンターのみなさんが自分のことのように喜んでくれる姿に少し恥ずかしさを感じつつも、喜びを共感してもらえたことに嬉しくなったことを覚えています。2カ月間という短い準備期間にもかかわらず公務員試験に合格できたのは、このサポートが大きな要因だと思っており感謝しています。
川嶋:
第3学年の時に公務員対策セミナーに参加し、本格的な勉強をスタートしました。セミナーは週1回のペースで約1年間実施され、問題が解けなかったときにはすぐに相談できる環境が整っていました。このセミナーで学んだ内容は、第4学年での試験対策でも非常に役立ちました。
さらに、キャリアセンターのサポートも大きな力になりました。教養試験の模擬テストを受験した際、結果を基に自分に合った参考書を紹介していただき、そのアドバイスを活かして繰り返し勉強を進めました。また私が受験した自治体の公務員試験では、即興で課題曲を弾くピアノ試験がありました。ピアノは習っていましたが苦手意識があったため、第4学年では選択科目でピアノの授業を受講しました。その授業は、20名ほどの学生に対し、教員が複数名担当する形で進められ、一人ひとりに十分な指導時間が確保されていました。
公務員試験の内容を先生に相談すると、授業時間を活用して試験対策をサポートしていただけました。即興演奏の練習や試験でのポイントを具体的に教えていただいたことで、試験当日も先生からのアドバイスを意識し、無事に乗り切ることができました。このサポートのおかげもあり合格を掴むことができ、先生には本当に感謝しています。
三嶋:
先生方と学生との距離がとても近く、とても親切に接してくださるため、どんな相談も気軽にできました。分からないことがあれば、丁寧に教えてくださるので、学びの中でたくさんの支えをいただきました。
特に印象に残っているのは、現場実習中の巡回指導です。実習先に先生方が様子を見に来てくださる時間は、慣れない実習生活の中での楽しみなひとときでした。その際に「頑張ってるな」「さすがやな」といった励ましの言葉をかけていただくと、疲れていても気持ちがぐっと楽になり、「後半も頑張るぞ」と前向きな気持ちになれました。この温かいサポートがあったからこそ、厳しい実習を乗り越えられたと思います。
川嶋:
ゼミの先生だけでなく、どの先生方も親切に相談に乗ってくださるのが大谷大学の良いところです。例えば、実習先の園で弾く曲を事前に練習する際、知らない曲や園が独自で作曲した曲に出会うこともあります。そんなときに先生に相談すると、楽譜を見ながらその場で弾いてくださったり、弾きやすいように編曲までしていただけるなど、手厚いサポートを受けられました。この支えがあったおかげで、不安なく実習に臨むことができました。
また、少人数制で学びを深める環境が整っています。保育者を目指す幼児教育コースでは、履修する科目がどの学生もほとんど共通しているため、同じ授業を受けることで自然と友人との仲も深まりました。授業の準備や課題を一緒に進める中で助け合うことも多く、充実した大学生活を送ることができました。
川嶋 小町
教育学部教育学科幼児教育コース 第4学年
かわしま こまち
滋賀県立八幡高等学校 卒業
2021年4月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 入学
2025年3月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 卒業予定
2025年4月 近江八幡市職員(幼稚園教諭・保育士職) 採用
三嶋 ちひろ
教育学部教育学科幼児教育コース 第4学年
みしま ちひろ
滋賀県立国際情報高等学校 卒業
2021年4月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 入学
2025年3月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 卒業予定
2025年4月 栗東市職員(保育士・幼稚園教諭職) 採用