2025年3月に教育学部教育学科幼児教育コースを卒業し、それぞれ滋賀県の公立園で働く予定の川村優維さんと茂森愛未さん。
大谷大学に進学した理由、学生生活を振り返って気づいた自分自身の成長や変化、就職活動に関するエピソードなどについて語っていただきました。
※このページに掲載されている内容は、取材当時(2024年12月)のものです。

大谷大学に進学した理由は?

少人数クラスで第1学年からきめ細やかな授業が受けられるところ

インタビュー風景(左:茂森さん、右:川村さん)
インタビュー風景(左:茂森さん、右:川村さん)

茂森:
保育者を志望するようになったのは、自分が保育園に通っていた頃に3年間担任をしてくださった先生との出会いがきっかけです。いつも温かく愛情を持って接してくれる方で、保育園に行くのがいつも朝から楽しみでした。私もこの先生のように、子どもたちに寄り添い、愛情を注げる保育者になりたいと思うようになりました。

大谷大学への進学を決めたのは、1年生の時から少人数クラスに分けられているので少人数でのきめ細やかな授業をしてくださるところです。また、幼い頃に習っていたもののピアノに苦手意識があったのですが、集団ではなく個別に丁寧に指導してくださるところにも惹かれました。

実践的な教育、オープンキャンパスで感じた先生方との距離感や在学生の親しみやすい雰囲気

川村:
幼い頃から地域の子どもたちと関わる機会が多くあり、物心がついた頃には漠然と保育者という仕事に憧れを抱いていました。保育が学べる大学を進学先として調べていく中で、大谷大学は1年生の時から保育所や幼稚園での保育を体験できる機会があることを知り、実践的な教育に魅力を感じました。

オープンキャンパスもいくつかの大学に参加しましたが、大谷大学は特に先生方との距離が近く、在学生の方も親しみやすい雰囲気でした。そのアットホームな感じがとても印象的だったのを覚えています。

大谷大学での4年間を振り返って、自分自身が成長した、変わったと感じることをお聞かせください。

自分の視野が広がり、理想の保育者像が明確になった

茂森:
大学での4年間を通じて、自分の視野がとても広がったと感じています。それまでは「自分が保育園に通っていた頃に3年間担任をしてくださった先生のような保育者になりたい」「子どもが好き」という思いが保育者をめざす理由でしたが、授業やさまざまな実習を通じて、保育者が子どもたちに与える影響やその重要性について深く学び、「子どもだけでなく保護者にも寄りそえる、子どもの成長をともに喜べる保育者」という自分の理想の保育者像が明確になりました。

また、入学前はもともと人見知りだったのですが、大学で出会った友人や先生方、そして実習で関わった子どもたちや保育者との出会いが、私を大きく成長させてくれました。これからも、人との出会いやつながりを大切にしていきたいと思っています。

多くの保育現場での実践で、保育に対する考え方が変わり、実践力も身につき自分の自信に

川村:
保育現場での実践が多かったことから、保育に対する考え方が変わり実践する力が身についたと感じています。最初は何もできず現場で悔しい思いをすることもありましたが、何度も実習を重ねることで、少しずつできることが増えていきました。最後の実習では、自分のことだけでなく全体を見ながら保育できたことを実習先の先生方から評価され、保育者としての自信につながりました。

こうした保育現場での実践のベースとなるものが、大学の授業での学びです。例えば模擬保育では、同じ学年の友人が子ども役となり実際の保育者としての動きを練習するのですが、大人相手でも難しさを感じたので、子ども相手ではさらに工夫が必要だと実感しました。友人同士でアドバイスをし合いながら、より良い指導案や保育の進め方を模索できたことが、特に印象に残っています。

お二人はそれぞれ公務員試験(保育士・幼稚園教諭)に合格されましたが、どのように就職活動に取り組まれていましたか?

第3学年で公務員採用試験受験対策講座を受講し、本格的に勉強をスタート

川村:
3年生の時に公務員採用試験受験対策講座を受講し、そこから本格的に勉強を始めました。採用試験の勉強を進めていく中で、大学のキャリアセンターに試験問題の参考書などが多く揃っていたので、毎週のように通っていました。試験前には面接対策セミナーを何度も受講し、キャリアセンターのアドバイザーの方から履歴書やエントリーシートの書き方に始まり、面接の流れや受け答えのポイントなどを教えていただきました。

就職活動を振り返ると、キャリアセンターの皆さんには大変お世話になりました。ちょっとした不安や疑問でも親身になって相談に乗ってくださるので、採用試験前の不安や焦りが解消されました。

キャリアセンターのサポートや、同じ目標を持つ仲間のおかげで乗り越えられた

茂森:
就職活動を本格的に始めたのは、3年生の12月頃からでした。採用試験では面接や実技よりも筆記試験に不安を感じていたので、保育の専門試験や教養試験の対策に一番力を入れていました。地元の保育園での保育アシスタント以外のアルバイトを一旦休み、毎日10時間は勉強し、授業がある日は閉館時間まで大学の図書館で勉強したことを覚えています。

毎週のようにキャリアセンターで川村さんと試験対策の参考書を借りていた時期があったのですが、キャリアセンターの方からいつも励ましの言葉をいただいたおかげで頑張れていました。どれだけ勉強をしていても不安な日々だったのですが、厳しい就職活動を乗り越えられたのは、私と同じく公立園の就職をめざす川村さんの存在のおかげです。

大谷大学をめざす方に向けてメッセージをお願いします。

川村:
コロナ禍だった入学当初も、先生方がいろいろと考えて子どもと関わる機会を設けてくださり、実践を通じて学ぶことができました。座学の授業でも、ただ聞くだけでなくグループでの発表も多く、充実した学生生活を過ごせました。大谷大学で過ごした4年間は、確実に自分自身の成長に繋がっています。

幼児教育コースの先生方をはじめ、職員の方も私たち学生のことを自分のことのように一生懸命一緒になって考えてくださる中で4年間学ぶことができるのは、本当によい環境だと改めて感じています。

茂森:
大谷大学の幼児教育コースでは、初回の保育実習の前から子どもと関わる機会が多くあり、実践的な活動も充実しています。子どもとの接し方や保育の流れを具体的にイメージすることができ、実習に対する不安を取り除くことができました。

幼児教育コースの先生方だけではなく、キャリアセンターの方との距離も近く、親身になって不安な事や悩みを聞いてくださいます。就職活動についても一人ひとりに合わせてアドバイスをしてくださるため、保育者をめざすなら大谷大学はお勧めです。

PROFILEプロフィール

  • 川村 優維

    教育学部教育学科幼児教育コース 第4学年

    かわむら ゆい
    滋賀県立甲西高等学校 卒業
    2021年4月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 入学
    2025年3月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 卒業予定
    2025年4月 草津市職員(保育士・幼稚園教諭) 採用

  • 茂森 愛未

    教育学部教育学科幼児教育コース 第4学年

    しげもり まなみ
    滋賀県立長浜北高等学校 卒業
    2021年4月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 入学
    2025年3月 大谷大学教育学部教育学科幼児教育コース 卒業予定
    2025年4月 長浜市職員(幼児教育職) 採用