2026年度公立学校教員採用試験(京都市)に合格した教育学部教育学科初等教育コース第4学年の井関萌黄さんに、小学校教員を目指したきっかけや教員採用試験合格に向けて取り組んだこと、学生生活を振り返って感じた自分自身の成長や変化について語っていただきました。
※プロフィール欄に表記の学年は取材当時(2025年度)のものです。 

小学校の先生を目指したきっかけ、また進学先として大谷大学を選んだ理由をお聞かせください。

職場体験が教えてくれた将来の夢

もともと子どもが好きで、将来は幼稚園や保育所の先生になりたいと考えていました。ところが、中学2年生の職場体験で第1希望の幼稚園ではなく、第2希望の小学校で体験に参加することになり、最初は少し残念な気持ちもありましたが、実際に小学生と関わってみると想像以上に楽しく「これだ!」と感じるほど心が動きました。
短い期間ではありましたが毎日が充実していて「また来たい」「もっと関わりたい」と思える貴重な経験でした。この経験から、授業を通じて子どもたちの成長を見られる小学校に魅力を感じるようになり、小学校教員を目指したいという気持ちが芽生えました。

進学先として大谷大学を選んだ理由は、少人数制で手厚いサポートが受けられるという点に惹かれたからです。もう一つは、アクセスが良いところです。高校3年生の頃に初めて大谷大学のオープンキャンパスに参加したのですが、当日は電車の遅延があり開始時間直前に地下鉄北大路駅に到着しました。焦りながら地下鉄の出口を出て顔を上げた時に、すぐ目の前に大学が見えて安心したことを覚えています。
入学後も授業と学校ボランティア等の活動を両立させる上で、大学のアクセスの良さは支えになりました。

教員採用試験合格に向けて、4年間の学生生活で力を入れて取り組んだことをお聞かせください。

経験の積み重ねが自信につながった4年間

模擬授業の様子
模擬授業の様子

4年間の学生生活は「小学校での実践経験」をテーマに、様々な活動に力を入れて取り組みました。第1学年のときの学校ボランティアをきっかけに、同じ小学校で継続的に活動し、第3学年以降にはまなび支援員(※)として担任の先生の補助にも入りました。毎週決まった曜日に小学校へ行き、日常的に現場に触れられたことは大きな経験でした。さらに、林間学校などの宿泊行事に同行できたことも貴重な経験の一つです。

また、模擬授業は特に大きな学びでした。他大学と比べても大谷大学では模擬授業に取り組む機会が多くあり、初めはペア・グループでの取り組みから、最終的には自分一人で指導案づくりから授業の進行まで経験することができました。仲間からの指摘で授業の流れを見直したり、自分の癖に気づいて改善したりと、得るものが多かったです。

そして、模擬授業で磨いた力を発揮したいと臨んだ教育実習では、授業づくりから黒板の使い方まで細かくアドバイスをいただき、自分の課題に気づく機会になりました。また、自分が担当するクラス以外でも授業をさせてもらい、複数の先生から指導をいただいたことで学びが深まり、成長できる貴重な経験ができたと感じています。最後に子どもたちから寄せ書きをもらったときは、とても嬉しく、努力が報われたと実感しました。

教員採用試験に向けては、筆記試験の勉強を第3学年の春休みから仲間と一緒に始めました。結果的に大学推薦をもらい1次試験は免除されましたが、仲間と積み重ねた勉強の時間は確かな力になりました。また、教職アドバイザーの方々にも大変お世話になりました。京都市の採用試験では1次試験に面接があったため、毎週同じ時間に仲間と予約を取り、継続的に指導を受けました。本番を想定して様々な質問に答える中で、要点をおさえた回答ができるようになり、受け答えに自信がつきました。大学が閉まるお盆期間中には、仲間と公民館の一室を借りて練習をするなど、仲間と共に努力を続けた結果、最終合格へつながりました。

 ※まなび支援員…京都市立小学校(または中学校、義務教育学校)において教員の授業補助(子どもたちの学習補助や見守り)、採点業務、教材の準備補助などを行い、学校現場の教育活動を間近で経験することが出来ます。

本学での4年間を振り返って、自身が成長した、変わったと感じることをお聞かせください。

苦手意識を乗り越え、教員としての自信へ

4年間で最も成長したと感じるのは、人前で話すことへの苦手意識が薄れ、自信をもてるようになったことです。以前は初対面の人に声をかけることが難しかったのですが、今では自然に話しかけられるようになりました。

このきっかけのひとつが、地元のカフェでのアルバイトです。店長と二人体制での営業だったため、接客からレジまで多くの仕事を任されました。アルバイト中にお客さまから「あなたの声かけ、いいね」「元気が出るわ」と声をかけていただいたり「今日はあなたがいてラッキー」と言われたりすることが増え、気づけば自信につながっていました。

また、新入生歓迎会実行委員としての活動では印刷会社や大学内の団体との連絡・調整を通して、ビジネスメールの書き方や説明の仕方を身につけることができました。人前で話す経験が増えたことで、教員としての振る舞いを意識するようになり、相手の気持ちを考えた行動ができるようになりました。

将来は、子どもの小さなサインも見逃さず、一人ひとりに丁寧に寄りそえる教員になりたいと考えています。忙しい時期もあると思いますが、常に丁寧に関わることを大切にし、子どもたちにとって安心できる存在でありたいです。
  • ゼミで参加した「おおたにキッズキャンパス」
    ゼミで参加した「おおたにキッズキャンパス」
  • 模擬授業で作成した小道具
    模擬授業で作成した小道具
  • 新入生歓迎実行委員会(2023年度若葉祭)
    新入生歓迎実行委員会(2023年度若葉祭)

教員をめざす高校生に、メッセージをお願いします。

仲間とともに成長できる場所

インタビュー中の様子
インタビュー中の様子

教員をめざす高校生の皆さんにお伝えしたいのは「仲間の存在が大きい」ということです。同じ目標をもつ仲間がいると、誰かが頑張っている姿を見て自分も自然と努力できるようになり、互いの成長につながります。仲間と切磋琢磨する経験は、本当に大きな力になります。

大谷大学の教育学部は少人数制で、模擬授業など一人ひとりが輝ける機会が多くあります。入学当初は人前で授業をすることに不安がありましたが、振り返ると失敗しながらもたくさん模擬授業をした経験が自信になり、教員採用試験の合格にもつながったと感じています。

大谷大学で出会える素晴らしい仲間とともに、夢に向かって頑張ってください。応援しています。

PROFILEプロフィール

  • 井関 萌黄

    教育学部 教育学科 初等教育コース 第4学年

    いせき もえぎ
    大阪府立槻の木高等学校卒業
    2022年4月 大谷大学 教育学部教育学科 初等教育コース入学
    2026年4月 公立学校教員採用予定(京都市)