2021年度公立学校教員採用試験に合格した教育学部教育学科初等教育コース第4学年の甘城唯真さんに小学校教諭を目指したきっかけ、今後の展望についてインタビューしました。
※プロフィール欄に表記の学年は取材当時(2021年度)のものです。

人生の基盤となる場所で子どもと関わりたい

もともと人に勉強を教えることが好きで教員という仕事に憧れを持ってきました。小学校は子どもが人間的にも学習的にも最も成長できるところだと考えています。そのような人生の基盤となる場所で子どもと関わりたいと強く感じていたので小学校教員を目指そうと思いました。

困難のなかでも今を生きることが大切

大学のある授業の先生の話で「今を生きることが大切なんだ」と言われたことが印象に残っています。大学生活は新型コロナウイルスという未曾有の災禍に見舞われ我慢が続いていますが、仲間と共に目標に向かって努力してきたこと、人との絆の大切さを感じることができたことも強く心に残っています。困難の中でも今自分にできることを見つけ一生懸命に生きていきたいと考えています。

少人数制で実践的な学びができる大学

本学の教育学部は少人数での学びが特長だと思います。学校現場での経験を持った先生方がたくさんいらっしゃるので現場の状況や取り組みをすぐに詳しく聞くことができ、気軽に相談できるところが良いと思います。また、第1学年の時からボランティアで小学校現場に行くことができるので早い段階から実践的な学びをすることができるところが良いと思います。
  • 学生が児童役となり行われる模擬授業の様子
    学生が児童役となり行われる模擬授業の様子
  • 模擬授業
    学年や時期、クラスのルールなど細かく設定して授業を進める

地域に根差した「チーム学校」づくりを目指す

地元である福岡で先生になるというのは夢でもあったので、福岡での赴任が決まり嬉しい気持ちでいっぱいです。ボランティア先で京都の小学校が地域とともにある姿を見ることができました。私は、この経験をもとに福岡に帰って教員になった時に地域と連携し「チーム学校」作りを進めて、子どもたちが安心して学校に行けるような環境作りを目指していこうと考えています。

寄りそい、信頼される教員へ

子どもに寄りそえるような先生になりたいです。福岡での教育実習ではコロナ影響を受け自尊感情が低くなっている子どもたちを見てきました。その中で日頃の休み時間などの何気ない会話がとても大切だと思いました。子どもの理解に努め、子どもに信頼されるような教員になりたいと考えています。また、目の前の課題にしっかりと向き合い、どんなことにも挫けないような強い子どもを育てていきたいと考えています。

PROFILEプロフィール

  • 甘城 唯真

    教育学部 教育学科 初等教育コース 第4学年

    あまぎ ゆいしん
    私立八女学院高等学校(福岡県) 卒業
    2018年4月 大谷大学教育学部教育学科(初等教育コース)入学
    2022年4月 福岡県教育委員会採用予定