小学校教員
学生インタビュー
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私が4年間で特に力を入れたのは、学校ボランティアや介護等体験、そして京都府教師力養成講座を通した実践的な学びです。
学校ボランティアには第1学年の春から参加し、その後も同じ小学校で継続して活動しました。早い段階から現場に入る経験はとても貴重で、授業だけでは得られない学びがたくさんありました。第3学年では特別支援学校や老人ホームでの介護等体験を行い、子どもだけではなく地域の幅広い方々と関わる経験を積むことができました。
さらに、2025年2月から5月には京都府教師力養成講座を受講しました。「夢・未来」講座や「教育実践演習」を通して20回以上小学校に通い、向日市や宇治市など京都府内の学校でも活動しました。地域によって子どもの雰囲気や学校文化が大きく違うことを実感し、京都市だけでなく京都府全体を視野に入れて教員採用試験を考えるようになりました。
教育実践演習では授業の担当に加え、朝の会や給食指導、掃除、宿題の丸付けなど担任業務も幅広く経験しました。年度末や卒業式、入学式といった貴重な時期に関われたこと、現場の先生から直接アドバイスをいただけたことは大きな学びでした。また、現場で働いている教員のお話や保護者の方々との対話を通じて、教育の現状も深く理解することが出来ました。
こうした実践経験のおかげで、教員採用試験には自信をもって臨むことができ、第4学年での教育実習も不安が少なく、充実したものになりました。
大学生活を振り返って、特に成長したと感じる点は2つあります。
1つ目は計画力です。入学前は将来の見通しをあまり持たず「教員になれたらいい」という漠然とした思いでした。しかし、授業を通して教員の責任の重さを実感し、教員採用試験合格を明確な目標に据えてからは、1年間のスケジュールを月単位で細かく計画し、自分の行動を整理しながら進める習慣が身につきました。この積み重ねが合格につながったと感じています。
2つ目は、人前で話す力です。入学前は大勢の前で話すことが苦手でしたが、新入生歓迎実行委員会でリーダーを務めた経験や、模擬授業を重ねる中で苦手意識が徐々に薄れていき、今では人前で話すことが得意だと言えるようになりました。少人数制の環境で発表の機会が多かったことが、この成長を支えてくれたと感じています。
さまざまな活動の中でうまくいかず悩むこともありましたが、仲間や先生方が身近にいて相談しやすい環境だったことが支えになりました。振り返ると、つらいこと以上に学びや喜びが多く、充実した4年間だったと思います。
大学生活は、自分がどのように行動するかによって充実度が大きく変わると思います。私自身、京都府教師力養成講座を受けていなければ教員採用試験に合格できていなかったかもしれませんし、来年4月から教壇に立つことが決まっている今も、不安を抱えたままだったかもしれません。そう考えると、早い段階から経験を積めたことは本当に良かったと思っています。だからこそ、高校生の皆さんには、興味を持ったことには前向きに、積極的に挑戦してほしいと伝えたいです。挑戦を重ねることで人とのつながりが広がり、将来の選択肢も大きく広がるはずです。
また、小学校教員を目指す方にとって、大谷大学はとても学びやすい環境が整っていると感じています。小学校教員は全教科を教えるため、授業づくりや苦手教科の克服など大変なことも多くあります。しかし、その一方で小学校時代を思い出しながら、子どもとは違う視点で学び直せる面白さもあります。忙しさはありますが、その中に大きなやりがいや成長の機会があるので、ぜひ前向きに取り組んでほしいと思います。
私自身、小学校教員になるという夢は実現できましたが、合格までには多くの失敗や挫折を経験しました。高校生の皆さんも学校生活の中で悩むことや、うまくいかないことがあるかもしれません。しかし、あきらめずに挑戦を続ければ、必ず自分の力になります。
高校生の皆さんには、ぜひ積極的に行動し、多くの経験を積みながら充実した学校生活を送ってほしいと思います。皆さんの未来が実りあるものになることを心から願っています。


鋸﨑 透哉
教育学部 教育学科 初等教育コース 第4学年
のこざき とおや
京都府立北嵯峨高等学校卒業
2022年4月 大谷大学 教育学部教育学科 初等教育コース入学
2026年4月 公立学校教員採用予定(京都府)