小学校教諭
学生インタビュー
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教員採用試験合格に向けて特に力を入れて取り組んだのは、学校ボランティア(※)、模擬授業、そして採用試験対策です。第1学年の授業をきっかけに参加した学校ボランティアを同じ小学校でずっと続けており、第4学年ではボランティアではなく学生支援員として障がいのある子どもに対する支援にも関わることができました。教育実習先の学校にもスクールサポーターとして関わり、子どもたちの様子や先生方の立ち居振る舞いなど、学校現場で学びを深めました。
模擬授業も大きな学びの機会でした。大谷大学の少人数制のメリットを活かし、ほぼ全ての教科で模擬授業を複数回経験しました。実際の45分間の授業の形式だけでなく特定の場面に焦点を当てたものなど、さまざまな場面を想定して実践的に学ぶことができました。
採用試験対策は、同じ滋賀県の教員採用試験を受験する仲間と協力しながら進めました。特に面接試験への対策として、教職支援アドバイザーの先生方に面接指導を依頼し、教採対策講習を活用しながら、万全の準備を整えました。その結果、本番の面接では落ち着いて対応できました。大谷大学の手厚いサポートと実践的な経験が、合格につながったと感じています。
大学4年間を振り返ると、一番成長したのは「自信を持てるようになったこと」です。入学当初は教員になるイメージが漠然としていましたが、授業や学校ボランティアなど様々な実践経験を通して具体的な姿が見え、自信をつけることができました。
理想の教師像は、答えを与えるのではなく、子どもたち自身が考えて学びを深めていける授業ができる先生です。できるだけ多くの実践経験を積むことを第1学年の頃から意識しており、学校ボランティアに加えて地元のプログラミング教室でのアルバイトや滋賀県の教師塾に参加し、現場の先生方から多くを学びました。
また、大学進学を機に空手道部に挑戦しました。未経験でしたが、武道を通じて精神的に強くなり、卒業生など様々な方々と関わる機会があり礼儀も身につきました。「これだけのことに取り組んできた」と自信を持てる大学生活を送り、誰よりも実践経験を積めたことが最大の成長だと感じています。
大谷大学は施設や先生方のサポートが充実しており、やる気さえあれば目標に向かって学びを深められる環境が整っています。ただ、大学生活は自由度が高いため、自分から積極的に動かなければ、何もせずに4年間が過ぎてしまうことも実感しました。だからこそ、自分で目標を持ち、積極的に行動することが大切です。
また、先生方との距離が近く、相談しやすい環境があります。ゼミや授業で関わる先生方の中から、自分が興味関心のある研究分野の先生を見つけ、学びを深めることができます。私は体育科教育を専門とする先生のゼミを選びましたが、小学校教員として必要な知識や技術を幅広く学ぶことができました。
高校生の皆さんには、大学で何をしたいのかを明確にし、目標を持って学んでほしいです。4年間という限られた時間を活かし、ボランティアや部活動、アルバイトなどに積極的に取り組み、充実した学生生活を送ってください。
喜多 洋斗
教育学部 教育学科 初等教育コース 第4学年
きた ひろと
滋賀県立水口東高等学校卒業
2021年4月 大谷大学教育学部教育学科(初等教育コース)入学
2025年4月 滋賀県教育委員会採用予定