祇園祭ごみゼロ大作戦
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プロジェクト概要
				世界有数の伝統祭事である祇園祭。祭の山場となる山鉾巡行前の宵山行事期間中は、多くの夜店・屋台が四条烏丸を中心に広範囲で立ち並び、国内外から多くの来場者が訪れます。来場者数に比例して課題となるのが、食べ歩きなどので出されるプラスチック容器などのゴミ問題です。祇園祭宵山のゴミ問題を解決するために「祇園祭ごみゼロ大作戦」を2014年にNPOや行政、夜店や屋台、ごみ収集事業者などの協力のもと活動がはじまりました。
		大谷大学では2015年から活動に参画し、全学部から毎年150名ほど学生が活動し、他大学の学生や社会人、高校生などと一緒に活動を行います。また、大学として取り組み全体への協賛も行っています。この活動は、「人間学Ⅱ」の授業としても取り組んでいます。
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						  エコステーション 
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						  活動の様子 
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						  大谷大学特製ボランティアTシャツ 
活動内容
				山鉾町内に設けたエコステーションで、リユース食器の回収やごみの分別の呼びかけを行い、屋台や夜店などから発生する食べ歩きのゴミの減量に取り組んでいます。学生たちは、活動全体への貢献を経て、様々な立場の人たちがひとつの目的に向けて協力し実行することの意義を実感する機会となっています。
			
		参加形態
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						  ボランティアリーダー当日活動するボランティアのまとめ役となるリーダーです。事前の研修やトレーニングを重ね当日に挑みます。1回生でもリーダーとしてエントリーできます。えんじ色のTシャツが目印です。 
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						  ボランティア(当日スタッフ)青色のシャツが目印です。リユース食器の回収やごみの分別など当日の活動に従事します。ボランティアの数が少ない宵山期間の17時から24時の時間帯に活動しています。参加する多くの学生がこの参加形態です。 
主な活動内容
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						  ごみの拾い歩き回収会場を巡回し、散乱ゴミを回収します。ゴミが放置されていると次々にポイ捨てゴミが増えて行ってしまうため、できるだけ道がきれいな状態が保たれるように活動します。 
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						  分別の呼びかけ宵山を訪れる外国人観光客は年々増えています。ごみの分別の仕方に不慣れな方も多いため、分別を呼びかけを行いリサイクル率の向上に貢献しています。 
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						  エコステーションの運営エコステーションは、リユース食器やゴミの回収拠点です。四条通などの大きなエコステなどでは、歩行者天国がはじまるタイミングで道路上にテント設営を行います。 
「人間学Ⅱ」での学び
				「人間学Ⅱ」 の授業ひとつとして、「祇園祭ごみゼロ大作戦」に取り組み学びを深めています。学生は、祇園祭の歴史、ごみ問題、環境問題に関わる市民活動の実例など、多様な視点から取り組みの背景や活動成果について学んだ上で、宵々山・宵山当日の活動に参加しています。また活動後は、その経験をレポートにまとめ、主催団体に活動の課題や改善点をフィードバックするとともに、学生各々が問題や活動の根本を見つめる機会となっています。
			
		PROFILEプロフィール
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							  赤澤 清孝 社会学部コミュニティデザイン学科 



