研究内容

人と人、人と地域をつなぐ「ローカルメディアを活用したまちづくり」が主な研究テーマです。地域情報の共有のためのコミュニティラジオ、移住希望者のための小冊子や地域PR動画、SNSなど、その地域に暮らす人、愛着のある人がその人らしい視点を生かして、地域の魅力を地域内外に発信するメディアが増えています。こうしたローカルメディアの価値や可能性について研究しています。

ゼミ紹介

ゼミでは、地域で活躍する人や活動に関する情報発信を行い、地域に暮らす人たちの行動範囲の拡大や、交流がより活発となることをめざして、コミュニティメディアの制作に取り組んでいます。地域の経営者や地域活動者の活動内容や想いを伝えるFMラジオ番組「大谷大学ハッピーアワー」(毎週放送)や、近隣商店街の公式Instagram運営、地域PR動画制作など、アクティブ・ラーニング(=能動的な学習)スタイルを重視しています。

主な担当授業科目

市民社会とメディア/非営利組織マネジメント論/コミュニティデザイン学演習/プロジェクト研究実践

所属学会

日本地域政策学会/コミュニティ政策学会/地域デザイン学会

経歴・活動歴

経歴

1974年兵庫県生まれ。立命館大学大学院政策科学研究科修士課程修了。政策科学修士。2000年NPO法人きょうと学生ボランティアセンター(現ユースビジョン)設立、代表就任(〜2021年)。2004年NPO法人きょうとNPOセンター事務局次長(~2007年)。2007年IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]客員研究員(~2010年)。2010年NPO法人edge事務局長(~2013年)。2014年大谷大学文学部専任講師、2016年同大学准教授(現在に至る)。

活動歴

NPO法人きょうとNPOセンター 理事/NPO法人コミュニティラジオ京都 理事/NPO法人JAE 理事/(公財)京都市ユースサービス協会 監事/NPO法人Rera 副代表

主要著書・論文

共著

  •  『京都発NPO最前線-自立と共生の街へ-』(京都新聞社、2001年)
  •  『学校ボランティアコーディネーション』(筒井書房、2009年)
  •  『地域福祉の今を学ぶ−理論・実践・スキル−』(ミネルヴァ書房、2010年)

論文

  •  『大学ボランティアセンターの現状と課題』
  • 『震災からの復興まちづくりに挑む起業家たち』
  • 『地域の暮らしを支える「学生住民」の力 —学生の居住支援による多世代共生のまちづくり—』