地域に寄りそうプロジェクト「北大路ロゲイニング(キタロゲ)」始動

学生対象プレ企画開催

専用アプリ「ambula map」表示画面

地域に寄りそうプロジェクト『キタロゲ』が本学学生を対象に北大路ロゲイニングを7月18日と22日の2日間実施しました。
「ロゲイニング」とは、オーストラリア発祥のナビゲーションスポーツです。「北大路ロゲイニング」では、専用のアプリを使用し、大谷大学周辺に設置されたチェックポイントを制限時間内にできるだけ多く周り、稼いだ点数を競い合うゲームです。ゲームをしながら街歩きをすることで、北大路周辺の魅力発見につなげてほしいという『キタロゲ』チームの願いが込められています。
参加者は、はじめにルール説明を受け、スタートの合図とともにそれぞれに北大路周辺のエリア内に設置されたチェックポイントを周りました。猛暑の中での実施だったため、ゴール後に参加賞として配られたアイスを喜びながらほおばり、ロゲイニングを体験した感想を共有している様子でした。参加者からは「ロゲイニングを体験できて楽しかった」「今まで知らなかった北大路周辺の場所を知ることができて良かった」と好評でした。
秋以降には、地域住民を対象にしたロゲイニングの実施を予定しており、そのPRを兼ねて今回は本学学生を対象とした実施となりました。今後の活動の様子は、本学WebサイトやSNSにて発信していきます。

  • 参加を呼びかけている様子
  • 参加者に説明をしている様子
  • 7月18日の参加者とキタロゲメンバー
  • 7月22日の参加者とキタロゲメンバー

授業での学びを発展させた学生企画

モビリティロゲイニング㏌京丹後(2024年10月実施)

社会学部の開講科目「プロジェクト研究実践」(担当教員:野村実講師)では、地域連携プロジェクト「モビリティデザインプロジェクト」に取り組んでいます。2024年10月には、京丹後市全域を舞台とした「モビリティロゲイニング」を実施しました。このイベントでは、ライドシェアなどの新しい公共交通を楽しく体験することを通じて地域の魅力を再発見する機会を提供しました。 当日の運営メンバーは、今回の『キタロゲ』チームの中心メンバーとして活躍しています。『キタロゲ』は、2025年度「地域に寄りそうプロジェクト(ちいプロ)」採択事業として、授業の枠を超えた学生主体の取り組みとして地域連携室が活動を支援しています。

新入生100名が北大路をロゲイニング!(2025年4月実施)

社会学部コミュニティデザイン学科1回生全員を対象とした開講科目「プロジェクト研究入門」では、新入生同士の親睦と、地域への理解を深める機会として北大路ロゲイニングを実施しました。この回では、『キタロゲ』チームが新入生向けにルールやアプリの使い方など授業内での円滑な実施をサポートしました。今回、ちいプロ採択事業として実施する『キタロゲ』では、参加者を全学部の学生に広げ、さらに地域住民の参加まで見込んで企画準備を進めています。

  • キタロゲマップの説明を受ける新入生
  • チェックポイントの賀茂川
  • 北大路橋
  • ambula map画面

京都市内のIT企業が全面協力

「モビリティロゲイニング」や『キタロゲ』ロゲイニングは、株式会社コギト(京都市)の全面的なサポートのもとで実施しています。昨年度の「モビリティデザインプロジェクト」(旧名称:地域交通とモビリティプロジェクト)では、「交通すごろく」の制作やロゲイニング用のイラストマップの仕様変更など、同社から多大な協力をいただいています。イベント時には同社が開発・運営する「ambula map(アンブラマップ)」というアプリを使って、参加した住民や高校生などがまちを巡りながら、多様な参加者同士が交流する機会となっています。 今回の『キタロゲ』においても、学生が同社の担当者と何度も協議を重ね、イベント実施に向けて連携を深めています。学生は、取り組みを通じて地域の課題に向き合い企画を実施するだけでなく、地域住民や企業と連携し、試行錯誤しながら実践的に活動することで、学生にとって大きな成長の機会となっています。

  • 交通すごろくの変更箇所の検討
  • 授業内で説明するコギトのデザイナーさん

学生チャレンジ企画「地域に寄りそうプロジェクト(ちいプロ)」

2025年度は4団体採択

「ちいプロ」は、学生自身で企画を立て、地域の方とともに地域の課題解決にチャレンジする学生の主体的な活動に支援する取り組みです。本年度は、真宗学科、哲学科、コミュニティデザイン学科、教育学科の学生が代表者となった4つの団体が、自分たちの学びを活かした活動を行います。