採用情報

先輩職員の声

教育研究支援部 教育研究支援課(2009年入職)

研究に注力できる環境づくりのために より良い選択肢をひとつでも多く

── 母校で出会った大学事務職員という仕事
 2006年に大谷大学を卒業し、その後3年間、医療関係の商社で営業職として勤務していました。たまたま母校である本学を仕事で訪れる機会があり、職員の方とお話をするうちに「大学事務職員という職業があるんだ」と興味を持ったのが、転職のきっかけでした。当時は大学事務職員という仕事に具体的なイメージを持っていませんでしたが、いろいろと調べていくうちにどんどん興味がわき、2009年に入職することになりました。
 大学事務職員の仕事というと学生支援のイメージが強いですが、実際に入職してみると、大学の施設・設備関係から、人事や広報など業務は多岐にわたっていて、大学事務職員は貢献できる範囲が非常に幅広いところが魅力です。前職では、さまざまなメーカーの製品から取引先のニーズに対して最適な提案を行うことを日々行っていましたが、今の仕事もより良い選択肢を提案・実行するという点では共通するところがあると感じています。

── 研究者がひたむきに打ち込める環境づくりを
 入職して最初の配属先はキャリアセンター。企業の合同説明会など各種ガイダンスやイベントの開催、教育学部(当時は文学部教育・心理学科及び短期大学部幼児教育保育科)の学生の就職先となる幼稚園・保育所の訪問など、さまざまな就職活動支援に取り組みました。2016年からは公益財団法人 大学コンソーシアム京都に出向し、京都の各大学の学生交流事業や、京都への留学生誘致事業に携わりました。2019年から現在までは、教育研究支援課で真宗総合研究所の研究サポート業務を行っています。本学独自の仏教・真宗をはじめとする幅広い分野の研究を推進するために、研究者である先生方のサポートや、学会開催の準備など、研究環境を整えることが私の仕事です。

──効率性と柔軟性の両輪で仕事を進める
 仕事に対する信条は「1way3job・1job3way」。この仕事で大切なことは、効率的であることと柔軟さだと思っています。学生時代に飲食業のアルバイトをしていた時に、料理をテーブルに運ぶだけではなく、空いた食器を下げたり、ドリンクの注文を取ってくるように教わったものですが、こういった教えは社会人になっても活きているように思います。大学事務職員は業務の範囲も広いので、例えばある用件で別の部署に出向くことがあれば、その用件だけではなく、別の仕事も効率的に行うように心がけています。また、ひとつの仕事に対して、他のやり方はないかという選択肢を提案できる柔軟さを大切にしたいと考えています。昨年からのコロナ禍で仕事の仕方や業務の進め方もかなり多様化しました。だからこそ、研究支援の質をより良くするために、ひとつの手段だけに固執せずさまざまな手段を講じていけるよう、柔軟さを常に意識しています。
 今後の目標としては、スペシャリストではなくゼネラリストとして、大学業務に携わる職員になること。大学コンソーシアム京都出向時に他大学の職員の方と出会い、さまざまな部署で多様な業務を経てきた方は経験値が違うということを実感しました。私も、より幅広い経験とスキルを身につけ、大谷大学の未来に貢献できる職員になりたいと考えています。

<ここがポイント>
大谷大学の大きな魅力は、この規模感だと思います。教職員全員の顔と名前が一致するというのは、マンモス大学にはないアットホームさがあります。また、自分の仕事の成果がリアルに感じられるというのも、この規模の職場だからこその魅力だと思います。