採用情報

先輩職員の声

学生支援部 教務課 教職支援センター(2015年入職)

大谷大学らしい教育者を社会に送り出すために

── 一人ひとりの学生に寄りそうサポートを
 教職支援センターの仕事は、学生の教員免許取得や博物館学課程等の資格取得のサポートを中心に、教職科目の履修や教育実習に関する相談から、教員採用試験の支援など、幅広い業務を行っています。学生からの相談事が多岐にわたるので、求められる対応もさまざまです。
 教職支援センターでは、直接的に学生の教育を行うわけではありませんが、将来、教壇に立つ人物を教育現場に送り出す大きな責任がある部署だと思っています。学生たちが提出する申請書類に不備がないか、教育実習に向けてきちんと準備できているか、学生一人ひとりをしっかりとサポートするのが私たちの仕事です。教職課程に関わる先生方や、教職アドバイザーと協力して学生支援に取り組む中で、実習先の学校から「大谷大学の学生さんは、実習前にしっかり指導を受けているので安心して受け入れられる」という声を聞くのはとても嬉しいことです。また、これまでの教職支援センターの職員が培ってきたこの実績を、自分も受け継いでいかなくてはと思います。

── 愛着を感じられる大学の良さをこれからも
 単純な事務仕事ではなく、人と関わる仕事に就きたいという思いと、教育・研究に関わる分野で働きたいという希望、それを両立できるのが大学事務職員という仕事でした。
 自身の学生時代を振り返ってみると、大学事務職員の方々との接点はほとんどありませんでした。本学の教職支援やキャリアサポートの手厚さを見ると、良い意味でギャップを感じますね。教職員同士はもちろん、教職員と学生の距離が近く、親密な関係性があります。これは大谷大学ならではの良さだと思いますね。卒業生が久しぶりに訪ねてきてくれることも多く、人と人とのつながりや、人と大学とのつながりの深さを感じます。愛着を感じられる大谷大学らしい部分は、これからも受け継いでいきたいと思います。

── 新学部設置に伴う苦労を乗り越えた喜び
 2021年度は新たに国際学部が開設されましたが、そこでの教職課程認定申請を行いました。教職課程認定申請に関しては、カリキュラムの整備はもちろん、各種申請書の作成など、対応するべき細かい手続きがたくさんあります。万が一不備があれば、学部は開設できたものの教職課程の認定が得られないという事態にもなりかねません。今回、国際学部の開設に際して、無事に教職課程の認定通知が届いたときは正直ホッとしましたし、大学全体の大きな動きに関わることができ、達成感と大きなやりがいを感じました。
 4学部体制になって学びの幅も広がり、今は大谷大学にとって大きな変革期にあると思います。それだけに、世の中からの注目も集まっています。その中で、より良くするために変えていくべきものもありますが、やはり「仏教精神に基づいた人間教育の場」という根幹にあるものは、どれだけ時代や世の中が変化しても、変わることのないものだと思います。特に、学校教育の現場で働く「先生」は、単に勉強を教えるだけではなく、人間としての基本を子どもたちに教える仕事でもあると思っています。そんな教育者の育成の一端を担うことができるよう、私自身これからも頑張りたいと思います。

<ここがポイント>
学生が主体的に学び、活動する中で、社会に生きる一人の「人間」として成長していくことができるよう、教職員が学生支援・大学運営を行っていることは、大谷大学の個性であり、魅力のひとつだと感じています。様々なバックグランドを持つ教職員が大学を支えていますが、大学全体に仏教、真宗の教えに基づいた「人間教育」を大切にするという意識が根付いているのだと思います。