Students'Voices
学生インタビュー2024年度#02

更新日:2024年11月1日

飛田 祐一さん

執筆活動への挑戦が自分を成長させる~チャレンジしたいことがきっと見つかる~

文学部 文学科 第3学年

飛田 祐一 さん

大谷大学らしさの光る多種多様なアクティブ・ラーニング施設が集まるキャンパス。その中のひとつである『文藝塾』を活動拠点にするクラブ・大谷文芸の部長を務めるのが、文学部文学科3年生の飛田祐一さん。執筆活動にも取り組みながら、クラブをまとめる飛田さんに、大学生活について伺いました。

※記事に記載している情報は、取材当時(2024年10月)のものです。

Students'Voices
学生インタビュー2024年度#02

更新日:2024年11月1日

文学部
文学科 第3学年

飛田 祐一 さん

執筆活動への挑戦が自分を成長させる~チャレンジしたいことがきっと見つかる~

大谷大学らしさの光る多種多様なアクティブ・ラーニング施設が集まるキャンパス。その中のひとつである『文藝塾』を活動拠点にするクラブ・大谷文芸の部長を務めるのが、文学部文学科3年生の飛田祐一さん。執筆活動にも取り組みながら、クラブをまとめる飛田さんに、大学生活について伺いました。

※記事に記載している情報は、取材当時(2024年10月)のものです。

文藝塾

大学全体から文学好きが集まる
交流の場・文藝塾

高校時代、大谷大学のパンフレットの中で文藝塾の存在を知りました。気になって詳しく調べてみると、作家の特別講義や小説執筆の実践授業などもあるとわかり、当時から小説執筆に取り組んでいた私は強く興味を惹かれました。そんな文藝塾が、大学進学の一番の決め手でしたね。

授業等がなければ朝から夜まで基本的にいつでも利用可能な文藝塾は、授業の合間や後の自習、執筆活動のために活用されることが多いですが、ただの学習支援施設ではありません。総合研究室や図書館とは異なりフランクな雰囲気で、さまざまな学部学科から集まった文学好きの学生たちとの交流を楽しめるのも魅力の1つです。執筆活動に励んでいる仲間からアドバイスや意見をもらうことで、自分にはなかった考え方を知り視野や価値観を広げるきっかけにもなります。また、読書会など、文学に関わる活動がしたい時にも会場として利用できます。

文藝塾の機関誌『萌芽』

一般的な小説や実用書はもちろん、学生の文学作品を掲載する文藝塾の機関誌『萌芽』なども置いてあるので、執筆活動に行き詰まった際などに手に取ってみるとヒントが見つかることも。

クラブ活動改革

部長としての想いと、
部員と一緒に進めるクラブ活動改革

文藝塾は、大谷文芸の活動拠点でもあります。活動としては、若葉祭・紫明祭といった大学イベントでの文芸誌『稲穂』発行を大きな目標としながら、文章力向上のためのゲーム、読書会、合評会なども行っています。活動は週2回ですが、部員の多くは日頃から文藝塾をよく利用しているため、部員同士の交流は頻繁にあります。

部長就任前までは、部長の役割や負担が大きく「1人では限界がある」と感じていたため、就任後は部長として体制を見直し、部員全員でクラブ活動を運営することをめざしました。現在は、課題である活動に参加する部員が固定されがちなことについても、部員全体の意見を取り入れながら、企画やイベントを工夫しつつ、自由に活動できる環境を作っていきたいと考えています。

部長は初めての経験で、リーダーとしての力量不足を痛感することも多々ありますが、部員にも支えられながら、オン・オフのメリハリも大事に和気あいあいと活動に励んでいます。

執筆風景

書き続けることの難しさと、
その先にしか得られない喜びや成長

私自身、大学入学前は、小説の書き方の「いろは」も分からない中、独りで、手探り状態のなか取り組んでいました。大谷大学に入って、「文藝塾講義」「文藝塾実践演習」といった授業で執筆に関する知識を基礎から学び、クラブや文藝塾の活動の中でもらう様々な意見や仲間たちの作品から、大きな刺激を受けています。

1年生の頃は、アイデアばかりが先行して文章は拙いものでしたが、執筆活動を続ける中で表現にも工夫を凝らせるようになり、日々の積み重ねが文章力に繋がっていることを実感できます。1つの作品を完成させるには、時間も労力もかかりますが、苦労して書いた小説を面白いと言ってもらった時の喜びは、何にも代え難いですね。それが、次の作品へのモチベーションにもなっています。

執筆活動アイテム

執筆活動は、私にとって趣味ではありますが、書くことでしか得られない視点や学びがたくさんあり、思考に深みを持たせ自身の成長に繋がっていることは間違いありません。例えば、情景描写や心理描写、物語の構成など、全く異なる価値観や考えを取り入れ物語を描くことで、自身の意見を深めることにも繋がります。また、物語やアイデアを形にし、読む人に共感や疑問を与えることができるのも、執筆活動の魅力ではないでしょうか。今後は、今まで書いてこなかった推理小説・恋愛小説といったジャンルにも挑戦し、自身の執筆活動の視野をもっと広げられたらと思っています。また、機会があれば文学賞にも挑戦したいです。

私の執筆活動アイテム
パソコンとスマホのメモ帳

Wordで執筆しているので、パソコンは毎日欠かせないアイテムです。また、日常生活の中でふと思いついたことや面白い出来事なども小説の大事なネタになるので、スマホのメモに残して後から見返しています。

インタビューの様子

大谷文芸の部員は多種多様です。執筆活動に熱心に取り組む人もいれば、ただ小説が好きで読むだけの人もいるし、一人で黙々と執筆するのを好む人もいれば、部員と相談しながら執筆する人もいます。執筆活動に取り組んでみたい人、文章力を向上させたい人はもちろん、執筆活動をしていなくても文学に少しでも興味があれば、文藝塾や大谷文芸をぜひ気軽に訪ねてみてください。

飛田 祐一さん

後輩へのメッセージ

未経験のことにも気軽に挑戦できる場所は、社会に出てからはなかなかありません。その最後のチャンスでもある大学生のうちに、勉学であれ、クラブ活動であれ、遊びであれ、やりたいことには迷わずどんどんチャレンジしましょう。私にとって執筆活動は、自分のチャレンジの1つ。大谷大学では、高校にはない深い学びや新しい挑戦の機会にたくさん出会えるので、常に好奇心を持って様々なことに挑戦してみてください!

プロフィール

飛田 祐一 さん

文学部 文学科 第3学年
京都府・花園高等学校卒業

高校時代に執筆活動を始め、大谷大学の「文藝塾」を知ったことをきっかけに指定校推薦で入学。現在は、大谷文芸の部長としてメンバーをまとめながら、執筆活動にも力を入れている。

大谷文芸のSNSアカウント