文学科
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更新日:2024年1月12日
文学部 文学科 第3学年
大谷大学ならではの学習支援施設「総合研究室」「文藝塾」を活用しながら、研究と執筆活動に打ち込む小島豪太さん。「学べるうちに学べ」をモットーに、日々数多の史料に向き合い、時には自ら現地にも出かけながら、学びを深める小島さんの、学生生活のリアルに迫ります。
更新日:2024年1月12日
文学部
文学科 第3学年
大谷大学ならではの学習支援施設「総合研究室」「文藝塾」を活用しながら、研究と執筆活動に打ち込む小島豪太さん。「学べるうちに学べ」をモットーに、日々数多の史料に向き合い、時には自ら現地にも出かけながら、学びを深める小島さんの、学生生活のリアルに迫ります。
—大谷大学を志望するきっかけは何でしたか。
高校時代から執筆活動をしており、文学を専門的に学べる大学を探す中で、大谷大学を見つけました。オープンキャンパスで参加した模擬授業が楽しく、「文藝塾」の存在も知って、「ここでなら自分の興味があることを学べそうだ」と決め手になりました。また、1年生の前期に受講した全学共通科目の「学びの発見」という授業で「総合研究室」について知り、史料に触れるのが好きで文学を志す自分にぴったりだと感じました。これら2つは、僕にとって心地よい居場所です。
—「総合研究室」と「文藝塾」について詳しく教えてください。
総合研究室に行けば大体自分が欲しい史料が見つかるので、日頃の自習や定期試験対策、レポート作成にも役立ちます。また、常駐されている助教の先生に、気軽に相談したり雑談したりできるのも、大きな特色です。
幅広く色々なことを学べる総合研究室に対し、文藝塾は文学に特化した専門性の高い場所で、「文藝塾講義」「文藝塾実践演習」といった授業もここで行われています。僕のような執筆に興味のある人たちが学部・学科問わず集まり、文学分野で活躍されている各業界のプロによる特別講義や執筆演習が受けられます。文章力・表現力が身につくのはもちろんですが、僕自身は執筆への姿勢やマインドも磨かれました。
文藝塾で学ぶ前までは、「とりあえず小説を書いて出版したい」と漠然とした思いしかなかったのですが、「それがゴールで良いのか、自分は執筆を通して何を表現して何を目指したいのか」と自分を見つめ直すきっかけになりました。
—将来は執筆関係の仕事を考えていますか。
今年は様々なコンテストにも挑戦するつもりで、在学中に成績を残せたらと思っていますが、卒業後の夢はまた違い、森林を守る仕事に就きたいんです。幼い頃から地元信州の森林と共に過ごし、園芸科のある高校で学んだ経験もありますし、文献等で毎日触れている紙をこれから先もつないでいきたいという思いもあります。
—ゼミではどのような活動をされていますか。
平安~鎌倉時代の怪談について研究を進めています。よく想像されるような妖怪や怪談も、その起源を辿っていくと実話や実在する人物が元になっていることが多い。その過程やそこに込められた人々の思いを紐解いていきたいです。大量の史料から探したりまとめたりするのは大変ですが、古典を通して様々な発見や新しい視点を持てて、やりがいがあります。
今、ネットで簡単に調べられる時代ですが、ネットだと検索したピンポイントの内容で終わってしまう。本だったら、調べたい事項の関連情報まで知ることができてより勉強になるんです。あとは、京都という土地を活かし、個人的に現地へフィールドワークに出かけたりもします。昔から好奇心は旺盛なタイプなので。
—京都という土地も、大谷大学も、小島さんにぴったりの場所だと感じます。最後に後輩のみなさんへメッセージをお願いします。
「学べるうちに学べ」。学ぶことで、知識だけでなく様々な気づきや違った視点も得られることを、大学生になって日々実感しています。社会人になれば、学ぶ時間を取ることが難しくなると思うので、僕も学生のうちに思う存分学んでおこうと思います。
響流館3F
自由に閲覧可能で豊富な資料があり、助教の先生が常駐している施設。研究室内中央階段で図書館と繋がっているため、研究に必要な文献等を直接借りに行くことが出来る。 僕は、授業の課題に取り組んだり、勉強で困った時に助教の先生へ相談したりと、よく利用しています。
慶聞館1F
小説家や編集者など、文章を書くプロを招いて仕事内容を学ぶとともに、実践的な「読み書き」の力を鍛え、芸術的・実用的な文章力の向上を目指す場所。僕は主に、趣味である小説の執筆やその資料集め、コンテストの情報収集で利用しています。
プロフィール
文学部 文学科 第3学年
長野県・富士見高等学校
1年生時より総合研究室・文藝塾に通いながら執筆活動や古典研究に取り組む。
資料収集のため積極的にフィールドワークも行う。