地域連携

地域交通とモビリティプロジェクト【高大連携】

京都府立丹後緑風高校(網野学舎)と連携した活動

地域交通とモビリティプロジェクトでは、京都府立丹後緑風高校網野学舎(京丹後市)の探求学習コミュニティゼミと連携し、高校生と大学生がタッグを組んで丹後地域の課題解決をめざす取り組みを実施しています。京丹後市では、路線バスの廃線や減便が進み、高校生の通学や生活にも影響がでています。丹後緑風高校網野学舎最寄りを通るバス路線も例外ではありません。その一方で、新モビリティ「mobi」の運行エリアが網野町にも拡大が予定されています。公共交通の主な利用者である高校生に新モビリティを活用してもらえるよう、高校生と大学生が一緒になって丹後の公共交通を考えています。

「若者よ、mobiを使おう!」

[大谷大学×丹後緑風高校]連携企画第1段( 2024年8月6日実施)

まずは使ってみよう!大学生が新モビリティの便利さを伝えます。

イベントチラシ

本学からはモビリティチームの学生5名、緑風高校からはコミュニティゼミの2年生6名が参加し、乗車体験ワークショップを実施しました。
通学などで路線バスを利用する地元高校生を対象に「mobi」の利便性を体験してもらい、日ごろの生活に新たな公共交通機関として使ってもらえるようにワークショップ「若者よ、mobiを使おう!」を企画しました。
当日は、高校生と大学生がチームを組んで活動。大学生は、これまでのプロジェクト活動からmobiに慣れており、高校生にmobiの使い方を伝授しました。実際に、乗車体験会としてアプリを使ってmobiを配車し、高校生が日頃行く場所へ出掛ける体験をしました。高校生は、「mobi」を日常生活の中でどのように活用できるか考える機会となり、大学生は実際の利用対象となる高校生と意見交換する貴重な学びの場となりました。

「丹後万博2024」

[大谷大学×丹後緑風高校]連携企画第2段( 2024年10月27日実施)

高校生が出展するmobi体験ブースを一緒に盛り上げよう!

京丹後の高校生が企画運営するSDGsの祭典「丹後万博2024」(京丹後市事業)において、丹後緑風高校のコミュニティゼミが「mobiの体験ブース」を出展。8月の「若者よ、mobiを使おう!」ワークショップを受け、コミュニティゼミの生徒が京丹後の高校生へのインフルエンサーとして、mobiの利用促進のPR活動を行いました。当日は、プロジェクト活動を行う本学学生も応援にかけつけ、高校生と一緒にブース運営を行いました。高校生はmobi乗り方動画やリーフレット、パネルを作成、大学生は、mobiクイズとmobi認知度調査を行いました。京丹後市が抱える地域公共交通の課題や新モビリティの可能性について啓発する場となりました。活動の様子は、NHK京都放送局「京いちにち」(2024年11月13日)にて放送されました。

活動成果

丹後緑風高校に協力いただき全生徒を対象に「mobiの利用意向に関わる調査」(Webアンケート)を実施。また丹後万博でも「mobiに関するアンケート調査」を実施。調査結果とワークショップから得られた意見をあわせて分析し、「京都から発信する政策研究交流大会」(大学コンソーシアム主催)において、高校生の生の声を政策発表に活かしました。

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