教員紹介
先生のA面・B面
何を学ぶか。そして、志を持つ「だれ」と学ぶか
仲間や先生との出あいが、本当の意味で人の生き方を「自由」にする

旅先の京都で教職への夢を実現し、学生の歩調にあわせて挑戦をサポートしています。人の成長に対する眼差しや、熱帯魚の飼育が高じて始まったクマノミの言語学に関する研究について迫ります。

A.私はクマノミの生物音響学を研究しています。「鳥にできるなら、魚はどうだろう? 」という問いから、まだ解明されていないクマノミの音声コミュニケーションの謎に迫っています。現在は、ペアの絆形成や縄張り防衛の場面で発せられる音声の記録に着目しているところです。
A.シジュウカラの「文法」を発見した鈴木俊貴教授(東京大学)の研究をきっかけに、サンゴ礁に生息するクマノミの音声コミュニケーションの研究を始めました。すでに明確な音声を発することは確認されており、研究はまだ展開の途中ですが、誰もがよく知るこの魚の新たな一面を発見しようとするプロセスに、本当のおもしろさがあると感じています。
A.きっかけは、予期せぬ瞬間でした。水槽の掃除をしていたとき、メスのクマノミが突然私の指に噛みつき、縄張りから追い出そうと「音」を発したのです。偶然の雑音ではなく、彼女の家に侵入した私に向けられた「出て行け」という意図的な発声でした。はっきりと意思を伝えられたその瞬間を忘れません。
A.「教育そのものが人生である」という哲学者ジョン・デューイの言葉通り、水槽や魚、学生たちとの時間はすべて私の学びの続きでした。生きることと学ぶことは切り離せません。本当におもしろいものを見つけたなら、どんな道でも追いかけるべきでしょう。私たちは今、AIの登場という歴史的転換点にいます。もし18歳に戻れるなら、大きな夢を抱き、次に来る時代を想像する人間でありたい。実は私たちより多くを伝えようとする生き物たちとともに、その問いの中に身を置くでしょう。


ライアン スミザース 教授
国際学部 国際文化学科
【専門分野】
外国語教育/応用言語学
【研究領域・テーマ】
教材開発/英語教育学/比較文化論/サンゴ繁殖・海洋生物飼育
SERIES