2024年度第2回“人権問題を共に考えよう”全学学習会を開催

12月4日(水)18時より、大学講堂を会場に「2024年度第2回“人権問題を共に考えよう”全学学習会」を開催し、参加者は学生・教職員合わせて155名でした。
今回の学習会は、旧優生保護法の被害について取り上げた映画「沈黙の50年」を上映しました。この映画は、自分たちの言葉である「手話」を禁じられ、さらには子どもを産むことも許されなかった経験をしてきた「ろう」の方々が、人間として生きる当然の権利を取り戻す闘いを広げるために作られた映画です。この映画を通して、改めて障害者差別について学ぶ日になりました。
参加者のアンケートには、「言葉としてしか知らなかった旧優生保護法の実情が、障害を持った人の未来や子供をつくることを奪う人権を無視した行為の連続で衝撃を受けた。」「判決は出ても苦しみが無くなることはない。間違った過去を取り戻すことはできないが、より多くの人が現実を知り自分が生きる社会・国の問題として考えていく必要があると思う。」「授業の一つとして聴講しましたが、普段生活している中では触れることのなかったテーマだったので、とても良い機会でした。こんな酷い過去があったことは全く知らなかったので、今回の映画を機に自分で更に学び、手話についても勉強してみようと思いました。」などの声が寄せられ、大変意義深い学習会となりました。