2024年度第1回“人権問題を共に考えよう”全学学習会を開催

7月3日(水)18時より、大学講堂を会場に「2024年度第1回“人権問題を共に考えよう”全学学習会」を開催し、学生・教職員・一般来聴の方々合わせて参加者は165名でした。
今回は、「『共に生きる社会を求めて』~これまでとこれから~」と題して、音楽家で東九条マダン元実行委員長の朴実氏にご講演いただきました。
ご講演では、東九条地域出身の在日朝鮮人という立場から、その過酷な差別の実態と、それに対する闘いをご自身の個人史を通してお話しいただくとともに、多文化共生を訴え「共に生きる」願いを具体化するための取り込みについて、「東九条マダン」の映像やご自作曲の演奏を交えながらお話しいただきました。
参加者のアンケートには、「当事者の方から直接お話を聴き、胸に迫るものがあった。一人の人間にとってそのことがどんな意味を持つのかを、あらためて実感した。」「未だに強い差別が残っていることに驚いた。同じ過ちを繰り返さないためには、差別があったという歴史を知り、一人一人が差別解消を意識して行動しなければならないことを改めて認識した。」「お話にあった『差別は犯罪である』という視点が、人権の問題を考える上で最も重要であると感じた。」「筆舌に尽くしがたい苦しみを拝聴し、無知は罪だと恥ずかしく思った。誰もが平等な社会を作っていくことの大切さを強く感じた。」「東九条マダンが「地域の祭り」として受け入れられていることから、同じ社会で生きることの意味について考えるきっかけとなった。何かを変える動きを続ければ、社会に変化を起こせるのではないかと感じた。」などの声が寄せられ、大変意義深い学習会となりました。
