2023年度第1回“人権問題を共に考えよう”全学学習会を開催

7月5日(水)18時より、大学講堂を会場に「2023年度第1回“人権問題を共に考えよう”全学学習会」を開催し、学生・教職員合わせて224名が参加しました。
 
今回は、「『ウトロに生きる ウトロで出会う』~差別と歴史の問題を乗り越えた力~」のご講題のもと、ウトロ平和祈念館副館長を務めておられる金秀煥先生にご講演いただきました。写真・動画・証言などの豊富な資料やご自身の経験をもとに、ウトロ地区の歴史と、この街に振りかかった試練を共に乗り越えた人々の取り組みについて、大変わかりやすく丁寧にお話しいただきました。

参加者のアンケートには、「問題とすべきは、差別する人・される人“個人”ではなく、それらを取り巻く“社会の在り方”という言葉が印象に残った。」「ウトロは、そこに住む人々の拠りどころであり、だからこそ守っていかなければならないということが分かった。そのような場所で歴史を学び知ることが、在日韓国人への偏見をなくすことへ繋がっていくと思った。」「ヘイトクライム・ヘイトスピーチの問題性について、より深く考える機会になった。」などの声があり、大変意義深い学習会となりました。
  • 人権問題学習会の様子
    人権問題学習会の様子
  • 講演会場の様子
    講演会場の様子