「Otani University Smile Station ~日本の文化を伝えよう~念珠作りワークショップ」を開催

6月10日(月)、京都市宇多野ユースホステルにて「Otani University Smile Station ~日本の文化を伝えよう~念珠作りワークショップ」が開催されました。

この企画は、国際学部を中心とした本学学生が、日本の文化を英語等で伝える実践体験を行うもので、今回は26名の学生が、京都市宇多野ユースホステルに滞在中のアメリカ合衆国アラスカ州サンドレイク小学校の⼩学⽣・保護者24名を対象に、英語で念珠の作り方を教え、体験してもらうワークショップを行いました。

事前準備

事前準備として、学生たちは、株式会社福永念珠舗の福永社長から⽇本⼈の⽣活や⽂化に根ざしている法具「念珠」の歴史的背景や作り⽅についての講義を受講しました。

その後、三浦国際学部長とアマ准教授のサポートのもと、念珠の作り方を英訳したり、大谷大学や自分たちのキャンパスライフについての紹介を考えるグループワークを行いました。学⽣たちは念珠づくりのおさらいをしながら、本番を想定して英語でレクチャーする練習を続け、これらの準備は一か月をかけ入念に行われました。

事前準備の様子

迎えた本番当日

学生が大谷大学の紹介やキャンパスライフ、念珠の成り立ちについて英語で紹介し、念珠作りワークショップが行われました。学生たちは緊張しながらも一生懸命英語でレクチャーし、子どもたちも保護者も真剣な表情で聞きながら念珠を作成していきました。

事前練習の成果もあり、全員時間内に念珠が完成し、子どもたちも出来上がった念珠をうれしそうに見つめたり腕に装着して喜んでいました。全員で記念撮影を行ったのち、お返しに子どもたちからアラスカの文化について紹介をしてもらい、ワークショップは終了となりました。

ワークショップの様子

ワークショップを終えて

「Otani University Smile Station」集合写真
「Otani University Smile Station」集合写真

参加した第3学年の学生は「留学経験もなく、私の発音で伝わるか不安でしたが、念珠以外の話でも盛り上がり、アラスカの小学校で流行っている遊びなどの会話が楽しくでき、貴重な経験ができました。英語を活かした仕事も視野に入れてみたいと思っています」、第2学年の学生は「海外の子どもと話すことが初めてで緊張しましたが、終わってみると終始笑顔で会話ができ、あっという間に過ぎていました。またこのような企画があれば参加したいです」と笑顔で話してくれました。

外国語(英語)での活動に興味のある学生が、学部や学科、学年という枠を超えて出会い、一緒に日本の文化を英語で伝える実践体験をきっかけとして、それぞれがキャリアデザインについても考える機会となりました。

子どもたちと笑顔で交流する様子