社会学部の学生が産学連携フィールドワークを実施
【地域交通とモビリティプロジェクト】

地域に暮らす、すべての人に寄りそった交通環境の実現を目指す地域連携プロジェクト

イラストマップアプリ「ambula map」を活用

本学は、社会学部コミュニティデザイン学科の開講科目「プロジェクト研究実践」(担当教員:野村実講師)において、京丹後市や丹波篠山市などの地方部における高齢者の買い物アクセスなど、日常生活の移動に関わる地域交通の課題解決に向けた地域連携プロジェクト「地域交通とモビリティプロジェクト」に取り組んでいます。

今後、学生は京丹後市でのMaaSデジタルマップの作成などを通じて、地域で暮らすすべての人に寄りそった交通環境の実現を目指してプロジェクトを推進します。

4月24日(水)に、スマートフォンやPC上で利用できるデジタルイラストマップアプリ「ambula map(アンブラマップ)」を運営する株式会社コギト(京都市)と協力し、大学周辺のバリアフリーマップ作りをテーマにフィールドワークを行いました。学生達はこの活動を土台とし、過疎地におけるプロジェクトに取り組みます。

※MaaSとは、Mobility as a Serviceの略称。地域住民や旅行者一人ひとりの移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済などを一括して行う統合型デジタルサービスです。

地域交通とモビリティプロジェクト

京丹後市と丹波篠山市をフィールドとして、交通政策・共助交通・モビリティ・買い物アクセス・モビリティマネジメントの5つのチームに分かれ、現場への提案・提言を目標に、コミュニティデザイン学科地域政策学コースに所属する3年生17人、2年生8人が取り組んでいます。

2024年度は京丹後市で「交通すごろく」「乗車体験会」、兵庫県丹波篠山市での「モビリティマネジメント」の実施の準備を進めています。 

チーム 主な活動地域 活動内容
交通政策 京丹後市全域 交通すごろくの実践を通じた市民の公共交通利用文化の醸成
共助交通 丹後町など 乗車体験会の実施を通じた市民のおでかけや共助の機会の創出
モビリティ 峰山・大宮町 デジタルマップアプリの活用によるシームレスな移動環境の構築
買い物アクセス 京丹後市全域 京丹後市内の買い物アクセス状況の把握と、課題解決方策の提言
モビリティマネジメント 丹波篠山市 新たな交通の導入に伴う利用体験会の実施を通じた外出機会の創出

本件に関するお問合せ先

企画・入試部 入学センター
E-mail : nyushi-c@sec.otani.ac.jp

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    〒603-8143
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