2026年度第2回“人権問題を共に考えよう”全学学習会を開催

講演の様子
講演の様子

10月14日(水)18時より、大学講堂を会場に「2026年度第2回“人権問題を共に考えよう”全学学習会」を開催し、学生・教職員・一般来聴の方々合わせて参加者は320名でした。

今回は、「あなたは外国人差別を見たときどうしますか」と題して、教育社会学がご専門で本学助教の大川へナン氏に講演いただきました。

ご講演では、日系人ルーツという当事者として、また、外国ルーツの子どもの教育や外国人労働者の研究者として、私たちの社会で今起きている外国人差別の現状と排外主義について、ご自身の経験や具体的な事例をもとに、わかりやすく丁寧にお話いただきました。

「外国人」「外国籍」といったラベリングや先入観のみで判断し、自分と相反する考えは「敵」とする排外主義が社会に広がりつつあります。このような考え方の背景には、知らないということに対する恐怖や、自分とは全くかけ離れたものという認識があり、それが隔たりを生む要因の一つとなっています。ご講演では、多面的なものの見方をすること、想像力を持つことの重要性をお話されました。

会場の様子
会場の様子

参加者のアンケートには、「ニュースで見たり聞いたりしているだけでは知ることのできない外国人差別の実態を知ることができた。外国人に対するマイナスイメージがSNS等により一人歩きしているところがあるが、現状を学べたことで自分がいかに偏った見方をしていたかに気付かされた。」「スライドで視覚的にとらえることができてわかりやすかった。会場での意識調査アンケートによって、自分と他の人との考えの違いが見えたのもよかった。“国民”というものの定義がどれほどあいまいで、人によって捉え方が大きく異なるかがわかった。」「大人が使う差別的な言葉やSNSで広がる嘘の情報が子どもにも影響を及ぼし、いじめや偏見になってしまう現状が特に問題だと感じた。」「自分が意図していなくても、差別せざるを得ない状況に陥ることがあるというお話が印象に残りました。」「“排外主義は特別な思想ではなく日常の言葉の中に現れている”という指摘は、本当に考えさせられる部分でした。“外国人問題”とひとくくりにすることに違和感を抱かない、潜在意識の不安定さを深く反省しました。」「ありとあらゆる情報があふれる中で、その情報がどこから来ているのか、どういう意図を持っているのかに意識を向けることが大切だと気付かされた。データ等の客観的で多面的な視点を持ちたい。」などの声が寄せられ、大変意義深い学習会となりました。

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