真宗総合研究所「仏教写本研究」が大阪・関西万博インドパビリオンの展示に協力しました

大谷大学は、このたび大阪・関西万博インド館「バーラト」のエントランスに設置される「悟りの樹」(菩提樹)およびその周辺展示に協力いたしました。
「悟りの樹」(菩提樹)の展示では、菩提樹の下でブッダが得た悟りが、智慧と慈悲をもってインドからアジア諸国へと広まり人々をつなげていったこと(仏教の伝播)、そしてインドのパーリ語という古代言語で伝えられた仏典がアジアの様々な文字を使用してそれぞれの国に後に伝えられたことが表現されています。
この展示にあたり、本学はインド政府より、仏教に関する専門的知識および所蔵するパーリ語で記されたヤシの葉の仏教写本(貝葉写本)の画像データの提供を依頼され、仏教写本の研究に取り組む真宗総合研究所指定研究「仏教写本研究」(研究代表者:ダシュ・ショバ・ラニ教授)が企画に協力しました。
「悟りの樹」(菩提樹)には、本学所蔵の貝葉写本の画像や、様々な文字で書かれたブッダの金言が展示されています。
仏教の伝播と古代インドの筆記文化を表現する魅力的な展示が完成いたしましたので、5/1にオープンしたインド館にぜひご注目ください!
インド政府との交流
本学は2022年3月に、長年にわたる仏教研究の推進に貢献した功績が評価され、インド政府から「ICCR第1回仏教学振興賞」(ICCR Award for Promotion of Buddhist Studies)を受賞しました。以降も、仏教研究の推進、インド国との交流を継続しています。