本学と中国蔵学研究中心(中華人民共和国)が学術交流協定を締結

調印式の様子
調印式の様子

大谷大学は、中華人民共和国の研究機関・中国蔵学研究中心との学術交流協定を締結いたしました。中国蔵学研究中心は、中国国内におけるチベット学分野における中心的な役割を持つ研究機関であり、この度の本学との協定は、2018年度に締結した協定の期間終了に伴う再締結となります。

調印式は、中国蔵学研究中心側から廉湘民副総幹事、北京蔵医院の仲格嘉研究員、蔵医薬研究院の羅布扎西研究員、李学竹研究員、図書館の索南多傑副研究員、科研弁国際処の次旺辺覚副所長が、大谷大学からは真宗総合研究所所長・廣川智貴教授、真宗総合研究所指定研究チベット文献研究研究代表・三宅伸一郎教授、同研究員・上野牧生准教授が出席し執り行われました。

今後は当該協定に基づき、真宗総合研究所との共同研究・研究会の開催などの研究交流を促進していきます。

国際共同研究会を開催

国際共同研究会の様子
国際共同研究会の様子

調印式終了後の13時30分からは、響流館3Fマルチメディア演習室を会場として「蔵文文献と梵文写本」と題した国際共同研究会を開催しました。下記のとおり、中国蔵学研究中心から2名、真宗総合研究所チベット文献研究班から2名が、それぞれ研究報告を行いました。

• 李学竹「関于中国蔵学研究中心梵文研究的情况」
• 上野牧生「『普賢行願讃』の注釈について:梵文写本・敦煌写本・四種の蔵訳」
• 索南多杰「中国蔵学研究中心“蔵文文献資源数据中心”建設情况」
• 三宅伸一郎「チベット語文『目連救母経』について」

研究会にはツルティム・ケサン(白館戒雲)本学名誉教授をはじめ、学内外から多数の参加があり、研究報告後には活発な議論が行われました。

なお、研究会開催に先立ってツルティム・ケサン名誉教授には、中国蔵学研究中心から海外招聘研究員証書が授与されました。

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