藤田隼平さん(社会福祉法人七野会)をゲストスピーカーに
【まちの居場所づくりプロジェクト】

藤田隼平さん(社会福祉法人七野会)が学生に講演する様子

4月19日に本学社会学部科目「プロジェクト研究実践Ⅰ」(担当:社会学部 大原ゆい准教授)において、社会福祉法人七野会 介護老人保健施設ライブリィきぬかけ事務長の藤田隼平さんをゲストスピーカーにお迎えしました。藤田さんが常勤理事を務める社会福祉法人七野会(京都市北区)は、本学の地域連携プロジェクト「まちの居場所づくりプロジェクト」の連携先となっています。

ディスカッションに参加する学生の様子

今回の授業は、「まちの居場所づくりプロジェクト」の一環で行なわれている「原谷子どもカフェ」(実施場所:ライブリィきぬかけ)に参加する学生たちの事前学習として行われました。 はじめに藤田さんからは、ライブリィきぬかけが地域に開かれるようになった経緯についてお話しいただきました。つづいて、コロナ禍以前の活動の様子やコロナ禍でも活動していくための工夫、今後の展望などについてもご講演いただきました。そのなかで、藤田さんからは「学生にはどんどん新しいアイディアを出してほしい」、「子どもたちとの関わりの中で何か気づきを得て、人としても成長してほしい」といった期待の言葉が述べられました。 学生たちにとっては、原谷地区の抱える課題やこれまでの経緯を知ることで、今後どのように取組に関わっていくべきかを考える機会となりました。また「自分に何ができるかを考えながら参加したい」といった感想が寄せられるなど、「原谷子どもカフェ」への参加意欲が一層高まった様子でした。

その後、学生から「『原谷子どもカフェ』を規則やルールがある学校や自宅とは違い、子どもたちが開放的で自由でいられる場にしたい」、「ライブリィきぬかけの入居者の方と子どもたちとが交流できれば、伝統や文化の継承につながると思う」といった意見や、「今年度4月から食事提供を再開したが、パンケーキ作りなど、子どもたちと一緒に何か食事を作ることにもチャレンジしてみたい」といったアイディアが提案されるなど、ディスカッション形式で授業が展開されました。

なお、4月12日にライブリィきぬかけで実施された「原谷子どもカフェ」の様子は、以下で紹介しています。

PROFILEプロフィール

  • 大原 ゆい 准教授 OHARA Yui

    博士(社会学)

    【研究領域・テーマ】
    地域福祉/福祉情報/NPO・ボランティア/ソーシャルアクション / 准教授