山間地域の持続可能な地域づくり支援(柚子)
プロジェクト概要

新型コロナ感染拡大の影響を受け、これまで活動していた和歌山県古座川町平井地区から京都市右京区水尾地区に変更して実施した。どちらの地区も柚子の里として有名である。その中でも平井地区は、柚子を使った6次産業化に成功した先進地域であり、これから6次産業化を進めようとしている水尾地区の先行事例として、これまでの学びを活かせる好適地である。
水尾地区は、京都市のまちなかから西へ10km弱、車で30分の場所にありながらも限界集落である。集落の衰退と基幹産業である柚子栽培の維持が課題である。日本の柚子栽培発祥の地として有名な地域であるが担い手不足に悩まされている。地域では住民有志が加工所を新設し、地域の将来をかけて柚子を活かした活性化を行っている。今後も学生が地域活動に参加し、連携を深めていきたい。
2021年度 活動報告
本年度が初めての活動であるため、学生による現地視察や地域住民・右京区長をはじめとする区役所職員等への聞き取りを通じて、中山間地域集落での生業や高齢化に起因する複合的な地域課題の理解や解決に向けて、連携先の協力のもと取り組みを行った。
7月に水尾地区を訪問した際は、長年自治会長として地域を率いている松尾会長から集落の概要と加工組合の取り組みについて説明を受けた。また、9月には学生が「右京区まちづくり支援制度」に申請して、補助金を獲得し、本年度の活動資金(交通費等)を得ることができた。
それを受け、水尾地区の活性化イベントである「フジバカマ鑑賞会」(10月)や自治会が主催となって実施する交流事業「柚子しぼりボランティア」に、担い手が不足する地域活性化の取り組みを支援した。また、現地での活動は、右京区役所が運営する「右京ファンクラブサイト」に学生が紹介記事を投稿し、水尾地区のPRに一役かっている。
水尾地区以外での活動として、水尾産の柚子を使用している菓子工房「Halle(ハレ)」およびその運営母体である社会福祉法人修光学園 飛鳥井ワークセンター(左京区)を訪問し、水尾産柚子が持つ魅力や素材の力を学ぶとともに、柚子産業の川上から川下まで体系的に学ぶことができた。学生による新商品開発(柚子胡椒、パウンドケーキ、クッキー等)や地域交流の拠点となる居場所づくりのアイディアがでるなど次年度に繋がる取り組みとなった。
7月に水尾地区を訪問した際は、長年自治会長として地域を率いている松尾会長から集落の概要と加工組合の取り組みについて説明を受けた。また、9月には学生が「右京区まちづくり支援制度」に申請して、補助金を獲得し、本年度の活動資金(交通費等)を得ることができた。
それを受け、水尾地区の活性化イベントである「フジバカマ鑑賞会」(10月)や自治会が主催となって実施する交流事業「柚子しぼりボランティア」に、担い手が不足する地域活性化の取り組みを支援した。また、現地での活動は、右京区役所が運営する「右京ファンクラブサイト」に学生が紹介記事を投稿し、水尾地区のPRに一役かっている。
水尾地区以外での活動として、水尾産の柚子を使用している菓子工房「Halle(ハレ)」およびその運営母体である社会福祉法人修光学園 飛鳥井ワークセンター(左京区)を訪問し、水尾産柚子が持つ魅力や素材の力を学ぶとともに、柚子産業の川上から川下まで体系的に学ぶことができた。学生による新商品開発(柚子胡椒、パウンドケーキ、クッキー等)や地域交流の拠点となる居場所づくりのアイディアがでるなど次年度に繋がる取り組みとなった。
採択実績
令和3年度「右京区まちづくり支援制度(学生枠)」採択事業
関連プロジェクト
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古座川町平井地区ゆず農家の実態調査と支援
実施エリア:和歌山県 東牟婁郡 古座川町 平井地区 連携団体:農事組合法人 古座川ゆず平井の里 / 北海道大学 和歌山研究林 ( 和歌山県 古座川町)
PROFILEプロフィール
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鈴木 寿志
社会学部コミュニティデザイン学科