地域連携

山間地域の持続可能な地域づくり支援(柚子)

プロジェクト概要

活動地域である水尾地区は、嵐山から西へ10km弱、車で30分の場所にありながらも愛宕山の中腹に位置し、交通や生活が不便なため限界集落となっています。日本の柚子栽培発祥の地として有名な地域ですが、担い手不足に悩まされています。高齢化による集落の衰退と基幹産業である柚子栽培の維持が課題です。地域では住民有志が加工所を新設し、地域の将来をかけて柚子を活かした活性化を行っています。学生が地域活動に参加し、引き続き連携を深めていきます。また、柚子による活性化の先進地域である和歌山県古座川町平井地区などでもフィールドワークを行っています。

  • 柚子収穫体験(古座川)
  • 藤袴に飛来した渡蝶アサギマダラ

活動内容

水尾地域の生業や高齢化に起因する複合的な地域課題の理解や解決に向けて、地域と連携して活動を行っています。地域が求める活動と、学生視点による地域課題の解決に向けた活動です。地域活性化の取り組みとして、実施しているフジバカマの保全育成活動や、花が見頃を迎える10月に実施する「フジバカマ鑑賞会」のイベント支援を行っています。

特産品である柚子を使った交流事業「柚子しぼりボランティア」では、毎年他の一般ボランティアと協力し、担い手が不足する水尾地域の活性化の取り組みを支援しています。2022年・2023年には、地域が主体となって実施した「京都・里山 親子でめぐる伝統文化体験事業~京の食文化を支える柚子しぼり・加工体験~」の運営支援を行うとともに、学生は当日参加した親子と水尾住民とをつなぐ役割を担いました。水尾で柚子栽培を手伝っている若者や、水尾で活動する他大学の団体とSNSで繋がり、意見交換を行うなど、ヨソモノの力を結集し地域の活力を下支えできるよう活動の展開を支援しています。

  • 親子でめぐる伝統文化体験
  • 古座川フィールドワーク

採択実績

令和4年度「右京区まちづくり支援制度(学生枠)」採択事業
令和3年度「右京区まちづくり支援制度(学生枠)」採択事業

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