地域連携

駅ナカアートプロジェクト2021

プロジェクト概要

「KYOTO 駅ナカアートプロジェクト」は京都市内の芸術系大学が中心となり、大学生のアート作品で地下鉄駅構内などを装飾し、地下鉄を魅力的なものとして活性化する取り組みです。活力ある京都のまちづくりをめざして2011年度に始まりました。2013年度から大学と地元企業が実行委員会を組織して実施しています。本年度も12の大学が参画しました。大谷大学は、2016年度から地域連携の一環として参加しています。

2021年度 活動報告

駅ナカアートプロジェクト10周年の今回は、「NEXT…」が全体の統一テーマです。それを受け、学生たちが本学の作品テーマを「Blooming」に設定しました。明るい未来への期待が込められています。
本年度の展示場所は、例年通り北大路駅構内です。大学最寄りの出入口から近い通路壁面と北大路通北側出入口から入った大階段の壁面に装飾を行いました。また、本年度の新たな取組として、地下鉄ホーム階へ降りるエスカレーター正面にあるショーウィンドウにも展示を行いました。この場所は、駅利用者の目に触れる所ながら長年使われずに空いた状態となっていました。展示を検討していた時に、学生からショーウィンドウを利用したらどうかとの提案があり、交通局との調整の末、作品を展示することとなりました。空調ダクトがむき出しになった厳重に管理がされた通路を案内してもらい、ショーウィンドウの裏側にたどりつきました。そのような場所にあるため、他の場所とは異なり限られた作業時間での設営となりました。

これまでショーウィンドウは、長く使われずに暗いまま放置され、それが当たり前の景色となっていました。地下鉄利用者も何も感じずに通り過ぎています。しかし、今回装飾をして明るくなったことで、これまでその場所がいかに暗かったかを認識させられました。アートにより光が入った格好の事例です。そのためか、交通局からの提案により展示期間終了後も、ショーウィンドウの装飾はそのまま残すこととなりました。北大路駅利用の際はご覧ください。また本年度も駅ナカアートプロジェクト全体の取り組みをPRする映像制作を行っています。

  • 2021年度も京都市長から表彰状をいただきました

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