中学校教諭
学生インタビュー
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大学生活では、「教職に生かせることをしよう」という意識を持ちながら、勉強や部活動、アルバイトに取り組みました。塾講師のアルバイトは、人前で話すことへの苦手意識を克服することや子どもと接する経験を積むことに役立ちました。
また、部活動では陸上競技部のキャプテンとしてチームをまとめ、将来教員としてクラスをまとめ上げるためのリーダーシップやコミュニケーション能力を磨きました。
3年生の後期からは学校ボランティア(※)に参加し、実際に教育現場での経験を積み4年生の5月下旬からの教育実習に励みましたが、授業の進め方や生徒への接し方など、実習を通じて力不足を痛感しました。そんな中、私の指導を担当してくださった先生が素晴らしい方で、先生の指導のおかげで、「どうすればもっと良くなるか」を常に考えることが出来ました。また、その先生が大切にされていた「生徒自身に考えてもらう授業」に感銘を受け、自分がなりたい教員の具体的なイメージを持つことができました。
大学生活で最も成長したのは、スケジュールの管理能力です。レポートや課題の提出、部活動、アルバイト等の両立をする中で、計画的に行動する力が身につきました。
また、教員採用試験に関する受験対策も同様に、2年生から教職教養(教員として必要な基礎知識や教育に関する理解が問われる)、3年生から専門教養(校種・教科ごとの専門知識や学習指導要領、指導法への理解が問われる)と少しずつ計画的に進めていき、模試を活用して弱点を分析しました。また、本番の試験の雰囲気をつかむために複数の自治体の採用試験を受験しました。第一志望の試験直前に体調を崩すトラブルもありましたが、事前準備のおかげで落ち着いて試験に臨むことができました。
模擬授業の対策は、教職アドバイザーの先生の個別指導を受けながら、試験2週間前から毎日2~3回練習を重ねました。また、教職課程を履修する仲間たちと様々なテーマで授業の進め方を細かく確認しながら準備したことで、採用試験での模擬授業テーマが苦手分野に決定した際も冷静に対応できたと感じています。
大谷大学の教職課程は、手厚いサポートが魅力です。模擬授業の練習や面接対策、小論文の添削指導など、採用試験に向けた教職支援センターの支援が充実しています。特に小論文の指導については、3年生の後期から週に2~3回のフィードバックを受けながら対策を進めることができました。
教育委員会での採用担当経験のある先生方が教職アドバイザーとして常駐されているので、模擬授業のフィードバックも採用側の視点で受けられる点が大きな強みです。卒業生が過去に受験した試験内容を基にした面接対策もあり、実際の試験の雰囲気を掴みやすく、傾向を把握したうえで対策を進めることができました。
将来教員を目指す高校生の皆さんも、この環境を活かしながら夢を実現してほしいと思います。
中西 漣
文学部 歴史学科 第4学年
なかにし れん
滋賀県立彦根翔西館高等学校卒業
2021年4月 大谷大学文学部歴史学科入学
2025年4月 滋賀県教育委員会採用予定